こんにちは、ポワントの星井美喜子です。
サロンのことを書いているこのブログですが、今回は少し長めの旅行記です。
フランス語を始めて約5か月。思い切って南フランス・トゥールーズへ「プチ留学」に行ってきました。
フランス語なんて全然話せないのに、どうして無謀なことをしているんだろう?
申し込んだあと、何度そう思ったかわかりません。
9月12日 いよいよフランスへ
早朝に羽田空港へ。
空港では、これまでずっとZoomで一緒にフランス語を勉強してきた仲間と初めてリアルで対面しました。
初めてなのに再会のような出会いでした^^
せっかく勉強してきたフランス語を使おうと思っても、機内で出てくるのは、
「Merci」
「S'il vous plaît」
くらい・・
そしてパリから国内線でトゥールーズへ。
9月13日 ドキドキのホームステイ初日
翌日は、いよいよホストマザーのElenaのお宅へ。
ところが待ち合わせのホテルにElenaが現れず、別のホストファミリーの方に途中まで車で連れて行っていただくという、いきなり予想外の展開に・・・!
私が過ごした部屋

外観
ようやくElenaと会い、家に着いてホッとしたのも束の間、
「明日の夜から明後日の夕方まで留守にするから、一人になるわよ」
と言われて大混乱!
フランス語もまだほとんど話せない。
外国のお宅で一人。
しかも鍵の開け方も難しい!!
大丈夫なの、私??
そんな不安いっぱいのホームステイ初日でした。
(結局、一人で泊まらずに済みました💦)
アセザ館という美術館
ピエールボナールの絵がたくさんありました
藍染のようなパステル染めのお店
午後に初めて歩いたトゥールーズの街はとても美しく、「La Ville Rose(バラ色の街)」と呼ばれる通り、ピンクがかったレンガの建物が並びます。
ジャコバン修道院、ポンヌフなどを見ながら歩き、アセザ館という美術館へ行って、大好きなピエール・ボナールの、今まで見たことのない作品にもたくさん出会うことができました。
観光地ではない、普通の人々が暮らしている地方都市。
そんなトゥールーズの雰囲気が、しっくりと合っていくのを感じました。
9月14日 学校初日
いよいよ語学学校初日は全員同じクラスで。
内容はかなり初歩的な授業!
でも授業を聞きながら、
「5か月前の私だったら、これさえ聞き取れなかった」
と思うと、ちゃんと進歩していることが嬉しかったです。
授業後はみんなでランチへ。
何かよくわからないまま注文したらステーキが出てきました(笑)
でも嬉しかったのが、
「Bonjour!」
と笑顔でお店に入り、
「カードでお願いします」
「○○はありますか?」
など、ほんの少しでも自分のフランス語が実際に通じること。
教科書の中の言葉が、生きた言葉になっていく感じがしました。
9月15日 世界中から集まるクラスメート
この日からクラス分けされ、ドイツ、スウェーデン、コスタリカ、スペイン、ペルーなど、いろいろな国から来ていました。
そして自分でも意外だったのですが、こういう環境の方がテンションが上がることがわかって不思議でした^^
午後はみんなでバスとメトロを乗り継ぎ、料理教室へ。
地下鉄とバスを乗り継いで着いた場所は、なんと川に浮かぶ船!
お料理教室の船
船の中で、シャンピニオンと鶏肉のリゾット、フォンダン・ガトーショコラを作りました。
勉強だけではなく、こんな体験ができるのも今回のプチ留学の楽しさです。
9月16日 「暮らすように過ごす」幸せ
朝、学校へ向かって歩いていたらこの頃になってやっと、トゥールーズで暮らしている実感が湧いてきました。
美しい建物の間を歩いて学校へ行く。
学校から見える街の景色も素敵で、
「なんて幸せなんだろう」
と思いました。
午後はヴィクトル・ユーゴー市場へ。
2階のレストランで名物の鴨のコンフィをいただきました。
皮がパリッとしていて美味しい!
そして夕方、買い物をしているとElenaから、
「ボルシチを作るから手伝ってくれない?」
というメッセージが。
急いで帰り、一緒に食材の買い物へ行きました。
街を歩きながらElenaと話すのも楽しい。
家に戻って一緒に作ったボルシチは、驚くほど簡単なのに、とても美味しい!
食事をしながら、Elenaの故郷のロシアやカザフスタンのこと、日本のこと、子どものこと……。
たくさん話して、気づけば夜11時。
最初は不安でいっぱいだったホームステイでしたが、この頃から楽しくなっていきました。
Elenaと
9月17日 勉強してきたことが実を結んだ日
フランス語の授業は、どれも私には難しい(^^;;
でも、このプチ留学に向けて数か月間、今までにないほど勉強してきたので、
「頑張ってきたことがちゃんと身についている!」
と実感できた瞬間でした。
午後は列車でカルカッソンヌへ。
車窓には絵画のような風景が広がり、やがて遠くにお城が見えてきたときには感激!
まるで絵本の世界です。
お天気にも恵まれて。
「来てよかった。見られてよかった」
と心から思いました。
9月18日 学校最終日、そして忘れられない夜
あっという間に学校最後の日。
ランチには、まだ食べていなかったトゥールーズ名物のカスレを食べに行きました。
白インゲン豆に鴨やソーセージなどを煮込んだ料理で、美味しい!
……でも、とにかく量が多い(笑)。
たくさん残してしまったのが残念でした。
トゥールーズでは、どこへ行ってもお店の方がとても感じがいい。
笑顔で接してくれる人が多く、それもこの街が好きになった理由のひとつです。
夕方はElenaと一緒にキャピトル劇場でオペラの講演を聞きました。
内容はほとんどわからない(笑)
それでも、聞き取れる単語が思った以上にある!
それだけでも嬉しくなりました。
そして夜はジャコバン修道院へ。
回廊で行われるピアノコンサートは、不思議で美しい空間で、こんな場所でピアノを聴いていることが夢のようでした。
9月19日 アルビとコルド・シュル・シエルへ
この日はバスツアーでアルビへ。
まずはロートレック美術館。
ロートレックといえばこれ、という作品だけでなく、こんな絵もあるんだ、という絵もたくさん!
建物や庭園も美しく、そこから見える景色が本当に素敵でした。
続いてアルビ大聖堂へ。
そして午後はコルド・シュル・シエル。
山の上に突然現れる街は、まるで物語の世界に迷い込んだよう。
どこを撮っても絵になります。
夜、Elenaから思いがけない提案がありました。
「私の水彩画と、あなたの施術を交換しない?」
Elenaは水彩画家として、絵やカードなどを販売しているのです。
もちろん喜んでOKしました。
夕食後、
「On va commencer ?(始める?)」
と、Elenaを施術しました。
気持ちよさそうに受けてくれて、「おしまい」と言うと、
「もう?」
という感じで、ちょっと不満そうでした><
そして
「どの絵がいい?」
と出してくれた何枚かの水彩画の中から、トゥールーズの風景画を一枚頂きました。
Elenaの絵とカード
とても楽しい「交換」になりました。
9月20日 Elenaとのお別れ
Elenaが仕事のため私も早めに家を出て、お別れのハグ。
「ありがとう、また会いたいです」
と言いましたが、もっといろいろ言いたいのに、フランス語ではうまく言葉が出てきません。
最初はあんなに不安だったホームステイが、最後には離れるのが寂しくなっていました。
この日はカルメリット礼拝堂やサンセルナン教会へ。
カルメリット礼拝堂の壁画は、息を呑むほどの美しさでした。
夜はガロンヌ川沿いのレストランへ。
みんな達成感でいっぱいです^^
ちょうど夕暮れの時間で、ご褒美のような美しい夕日を見ることができました。
9月21日 最後のトゥールーズ
いよいよ最終日。
朝早くサン・テティエンヌ大聖堂へ行き、ついでにパン屋さんでクロワッサンを買ったり。
「Je voudrais deux croissants, s'il vous plaît.」
ちゃんと「2個ください」と言ったつもりなのに、なぜか1個しか入っていなかった・・笑
これも旅の思い出ですね。
その後、友達とガロンヌ川沿いを歩き、木陰のベンチに座って、途中で買ったパンオショコラを食べたのですが、これが感動ものの美味しさ!でした。
暑い日でしたが、木陰には気持ちのいい風が吹き、目の前にはガロンヌ川。
ただベンチでパンを食べているだけなのに、
「ああ、幸せだなぁ」
と思いました。
今回の滞在中、何度こんなふうに思ったでしょう。
フランス語を始めて5か月。行ってよかった!
今回のプチ留学。
出発前は不安でいっぱいでした。
でも実際に行ってみると、完璧なフランス語なんて話せなくても、
Bonjour!と笑顔でお店に入る。
欲しいものをフランス語で伝えてみる。
学校でわかる言葉が一つ増える。
仲間に恵まれた!
そんな一つひとつが楽しかったです。
帰国した今、感じているのは、
「行くことを決めて本当によかった」
ということです。
迷ったらやってみた方がいい
飛び込んでみた方がいい
私はいつもそう思っていますが、今回もやっぱり、
飛び込んでみてよかった!と思っています。
そして、こうしたことができるのも、健康な身体があってこそ。
今回の旅で、たくさんエネルギーをもらって帰ってきました。
サロンにいらしてくださるお客様が楽しい毎日を過ごせるように。
そして、やりたいことを存分にできる身体でいられるように。
心を込めて施術させていただきますね^^
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