「Eleven」

 

映画「PERFECT DAYS」の中で、役所広司さんが読んでた本を読んでみるの巻その1。

映画は2月に観た。随分時間が経ってしまった。意外と人気で? 順番が遅かったんですよ。姪が読んでたんだっけか。

11編の短編を集めた短編集。

 

著者のことを知らなかったのだけど、ヒッチコック映画「見知らぬ乗客」の原作だったみたい。

あとは、予告編しか見てないけど、いつもの映画館でこの人の映画をやってたっけな。「パトリシア・ハイスミスに恋して」という邦題のドキュメンタリー映画。

 

ミステリーというか、奇妙な話というか。世にも奇妙な物語の原作にもいかがですかと思う感じでした(笑)

 

01かたつむり観察者

02恋盗人

03すっぽん

04モビールに艦隊が入港したとき

05クレイヴァリンク教授の新発見

06愛の叫び

07アフトン夫人の優雅な生活

08ヒロイン

09もうひとつの橋

10野蛮人たち

11からっぽの巣箱

 

1編ずつの感想はやめとこ。

いきなり、自分の書斎でかたつむりを飼い始めてどんどん増やしていく人の話から始まって度肝を抜かれる(笑)

とにかく、直前まで読んでたモンゴメリとの落差がすごい(笑)美しい世界ばかりじゃないんですね。。。

でもこういう、何か起きるぞって、いい感じで進んでも絶対に何か変なことになっからって期待して読むのもまた楽しいかもね。こういう、物語に身を委ねるやり方もあるね。

解説には、読み手の現実も崩れていくみたいに書いてあったけど、それはないな。現実と違う話を楽しむみたいな気持ちで読んだよ。

これはこれでありなのかしら。。。

 

何か、映画の原作も、映画と全然違うみたいな話らしいし、読んでみなければ分からないかもね?

気になる作家ができました。

今読んでも全然古くないのは、それは思う。