Ⅱがいまだに読めてない(多分本が出てない)けど、これをもう一度読んでみる。
返事するまでに数か月かかったり、次の年になっちゃったりしているけれど、こんなに長い期間やり取りしていたのはやっぱりすごいなと思う。
今みたいに簡単にやり取りできる時代じゃないから? のに? 40年も続いていたというからすごいですよね。
結構、深い心情を吐露したりしていて、いろんなことの詳しい事情も教えてくれたりする。
その中でも、やっぱり、故郷(P・E島)への愛はすごいなって思う。
あの美しい場所で育ったからこその、彼女の作品たちだものね。
モンゴメリは自然の描写がすばらしい。
日本人からするとそれは普通のことなんだけれど、欧米人でそれができる人は少ない。
自分の求婚時代が自動車の時代じゃなくてよかったって言ってて、馬車のようなロマンチックさは自動車にはないとか言ってたので、
ミスチルの「車の中でかくれてキスをしよう」(1992)
を思い出してしまった(笑)
従妹で親友のフリードが亡くなった後に、そばにいてほしいとき、もしかしたら本当はそばにいるのかもって思って「実験」する話はすごい!
キリスト教徒、どころか、牧師の妻だったのに、動物に魂があるとか輪廻転生とか言っちゃうところも本当にすごい。
未来には、紙とペンよりいいものがあって、手紙を書こうと思うだけで書けちゃったりするかもね? と言ってる。
紙とペンよりは進化したけど、そこまでは行ってないなあ(笑)と思った。やはり、まめに連絡するかどうかは、その相手によるし、自分のモチベーションにもよるんだものね。
前に読んだときより、書かれたときの年齢を意識したりしてね。ちょうど生まれ年が私と100年違いなので計算しやすいのである。歳を重ねたときの感じを、やっぱり、若い頃に読んだときよりは、自分事として感じてきたというか。
故郷を離れてしまった気持ちもとても分かるしね。。
あの作品を、この歳で書いたのかとかもそうだし、家族の不調なんかもあって。
最後の手紙が、最後の手紙になると予言して、そのとおりになったところとかも、迫ってくるものがある。
2008年に、本当はうつによる自死だったと子孫が発表したことも、読み方に影響している。
出版社との訴訟もあったし、やはり、正負の法則なのかなって思ってしまう。それとも、引き寄せてしまうのかな。因果の法則かな。分からないけれど。
公でもすごく才能があって有名になった人で、私生活でも絶好調で幸せな人生の人っているのかな?