3月9日岩手 笹原さん
(第2部)
(Youtubeだからバンされる前に起こします。今んとこ大丈夫そうです)
アテルイの話、奥州平泉の話をしてほしいと言われた。
が、前提の話を知らないと分からない。
何でアテルイがああいう行動をしたのか? 何で清原清衡が藤原を名乗ったのか?
神倭朝=今の天皇家の成り立ちを知らないといけない。
日本の文明は少なくとも数万年。数十万年。
今の天皇家は、神武天皇が最初と言われているが、第6王朝。その前に5個王朝がありました。
先行王朝は神々とされた。神代の時代。
第1王朝が3万年ぐらい前、恐らく東北にあった。
先行王朝の文献がいっぱいある。今の天皇家に都合の悪いことなので偽書だと言われてますけど。
文字もあります。
日本は漢字を輸入したとか言われてますけど、漢字よりもはるか以前に神代文字がいっぱいあって、最初の頃は天皇が交代するごとに文字を変えてた。そこからしばらくして安定するんですけど。
中国がまだ野蛮国で、原始時代の生活を送ってる中で、もう日本には既に王朝があって文字があって文明があったわけです。
神代文字は碑文とかで残ってるんですけど、どんどん取り壊されていて、今でも残ってるものもありますけど。
第1王朝と第2王朝は東北にあった。
青森だか岩手だかぐらいで発祥かな。
北海道は日本じゃない。タルタリアだった。別の国だったので除外。
この青森だか岩手だか、この辺に第1王朝ができた。日の神を恐らく祀ってた。
第2王朝は大分南下してきて、岩手だか宮城だかになって、第2王朝の君主はアメノミナカヌシ。
アメノミナカヌシのミコトは、誰かが何か唱えるって言ったでしょう。あれは、古事記とかだと天地創造の神になっていますから、第2王朝の君主で、そこから、アメノミナカヌシ、タカミムスビ、カミムスビ、造化三神と言われてますけど、このタカミムスビとカミムスビは、大分南下してきて、仙台だか福島だかに行って、
最終的には、マッドフラッドの後に、鹿島に行く。だんだん南下していきます。
鹿島に、タカミムスビ家ってのがある。カミムスビってのは代々のタカミムスビの特に優れた者に称号を与える言い方。
第4王朝できるギリギリ前は、この辺がハコ国って言われてて、ハコ国はどこまであったかというと、箱根。ハコ国の根っこ。
東北にこういう一大王朝があった。
第3王朝は、クニトコタチのミコトって人がつくるんですけど、クニトコタチのミコトは一気に西に行くんですよ。
2説あるんですけど、飛騨か滋賀に王朝を開いた。
この第3王朝でかなりこっちまで行くんですけど、
クニトコタチ、2代目はクニサツチと言われている。クニサツチってのは国司=県知事って意味で、クニトコタチのミコトは子供が8人いるんですよ。名前が全員1文字。
ヱ、ヒ、タ、メ、ト、ホ、カ、ミ。
ヱのミコト、タのミコトってなる。
トのミコトが2代目に就任。これは、クニサツチって記述されることが多い。クニサツチ=県知事。
これの娘のトヨクンヌってのが、3代目で、
この人たち皆巨人。寿命が長い。何千年とか1万年とか。
今のアマテラスのイメージは多分このトヨクンヌのイメージ。
で、6代目のオモタル・カシコネ、夫婦神の時代に、ここで大マッドフラッドが起きて、日本の国土がほとんど沈んだ。
第3王朝7代目が、イザナギ・イザナミ。この2人は、国土が水没した中で、この辺が全部水没しちゃって、筑波からスタートした。それで、国土をどんどん回復して、陸地を回復していった。それが国生みの起源。
8代目、イザナギ・イザナミの子供がアマテラス。
アマテラスは、国土が大分回復して、王朝を富士山の裾野に移すんです。
ここから第4王朝。富士王朝ができる。
富士王朝は、実は、奈良時代、西暦800年か900年ぐらいまで残ってて、初期の頃の今の天皇家に王権を授けてると言われています。
ちなみに、アマテラスは男性です。女性とされた経緯も後で説明します。
男であって、アマテラスの新たな政策というか、后をいっぱいつくった。后を最初に12人つくった。東西南北にそれぞれ宮殿を置いて、3人ずつ、正妃と副妃と補佐を置いて、1か月交代で全部回ってた。
ところが、その後に、1人ぽんと現れた。ホノコってのが現れた。これは、セオリツヒメって言われている。
全員均等に愛せばよかったんですけど、ホノコを溺愛しちゃうんです。ホノコを特別にして、これの上に立たせちゃって、セオリツヒメって名付ける。これが原因で内乱が起きちゃった。
第1夫人のモチコに子供がいたんですよ。その子に王位を継承するっていうふうにしたんですけど、ホノコは、自分の息子のオシホミミに王位を継がせた。
アマテラスがこっち(西のほう)巡幸している間に、宮廷で内乱起こして、モチコとかを追い出しちゃうんですよ。そのモチコに、スサノオ(アマテラスの弟)がついて、出雲に行って反乱を起こす。ハタレの乱。これがヤマタノオロチの話の原型じゃないかと言われている。
結局、第1夫人モチコが討伐されちゃって、セオリツヒメ(ホノコ)の息子のオシホミミが9代目になる。
ここまではよかった。
9代目のオシホミミには息子が2人いたんですよ。
オシホミミの子供が、ホノアカリってのとニニキネ。
こっち(ホノアカリ)がお兄ちゃんだから、正統な王位後継者と言われていて、10種の神器(十種神宝)をアマテラスからもらった。アマテラス→オシホミミ→ホノアカリルートで10種の神器(十種神宝)をもらった。
ところが、このニニキネってのが、巨大な功績を上げてしまう。
この人は、弥生時代をつくった。日本に水田の稲作を広めた人なの。今、日本人が水田で稲作やってるのはこの人が徹底的に広めた。
筑波から始めて、富士行くでしょ、ここで、コノハナサクヤヒメと出会って、ここから滋賀へ行って、近畿地方に行ったときに九州で内乱が起きるの。で、ここ(九州)まで行って、結局、九州内乱の鎮圧にちょっと手間取って、東から順に稲作を広めていった。
だから、稲作は大陸から伝来して西から来たと言われているけど、実は東から始めていって、こっち側から中国へ伝来してる。
その稲作を広めたのが(ニニキネ)ニニギのミコトって人で、この人1人で当時の日本のGDPを5倍にしちゃうという莫大な功績を上げてしまって、アマテラスはこのニニキネが大好きだった。
ニニキネに三種の神器をあげて、兄と同時即位させちゃった。
2人とも国王にしちゃうってことをやっちゃった。
これが大変なことになって、
ホノアカリは、今一般には奈良県にいたと言われていますけど、恐らく出雲。出雲朝ってのができて、
ニニキネはこのままずーっと九州行って、九州、恐らく宇佐だと思うんだけど、ニニキネの後、山幸彦が即位して、ウガヤフキアエズになるんだけど、このウガヤフキアエズが代々名前を継いでって、ここにウガヤ朝ってのができる。
ウガヤ朝が第5王朝、出雲朝も恐らく第5王朝。
この2王朝並立の状態になっちゃうわけ。
東北は東北で、日高見って国がある。
この辺(東北)に日高見国がある。この辺(関東から西の本州)が出雲朝なの。で、ここ(九州)にウガヤ朝がある。出雲朝とウガヤ朝は、両方アマテラスの孫。両者共にアマテラスの孫で、なおかつ、両者共にアマテラスから神器をもらった。
正統な王朝が2王朝並立しちゃう。
この2王朝の間にバトルが起きて、どっちが正統か決着をつけようってなる。
アマテラスが生きてる頃は仲良くやっていた。アマテラスは巨人で2メートル70センチぐらいあって、かなり長命なんだけど、アマテラスが死んだ後に、この2王朝は仲良くやっていたんだけど、1つ事件が起こって、世継文盗写事件っていうの。
世継文盗写。
場所は奈良。奈良には、出雲朝の総督というか、事実上の宰相に近い人なんだけど、ナガスネヒコって人がいるのね。この人も多分巨人で、ものすごく強い。なぎなた振るって、3メートルとか4メートルとかの大きさで、とても強いんですが、ホノアカリの子孫で、「ホツマツタヱ」にはこっち(九州)から来たと言われているけど、多分嘘だな。
出雲朝の子孫は、ここの君主はニギハヤヒって人なの。ニギハヤヒ、この人も封印されてしまった。
(出雲朝)ニギハヤヒのミコト、(ウガヤ朝)ウガヤフキアエズのミコトで、対立している。
で、このウガヤ朝の74代目の王子、73代のウガヤフキアエズの息子が神武なんだよ。タケヒト。
ナガスネヒコが、ウガヤ朝の持っていた世継文、世継文ってのは、それを唱えると子供ができるってのを盗んでしまうという事件。
当時のニギハヤヒ(ニギハヤヒも代々の称号)に子供がなかった。何とか子供をつくろうっていって、ウガヤ朝に伝わってる、その子供ができる呪文、それは国宝としてガードしてるんだけど、それを盗み出して、写し出しちゃう。これが大スキャンダルになって。
ここ(ウガヤ朝)から調査隊が行くんだけど、もうナガスネヒコが待ち構えてて、これがバトルになっちゃう。で、ぐちゃぐちゃになるんだけど、ナガスネヒコは一回粘るんだけど、神武がこちらから回って中に攻め込んで、ナガスネヒコを滅ぼして、そのまま出雲に行って、みたいな感じで、
こっち(出雲朝)が正統王朝なんだよ。長男のほうの正統王朝を、弟の王朝が滅ぼした。多分、はずみで滅ぼしちゃったんじゃないかと思うんだけど。
ニギハヤヒはどっち行ったかというと、出雲から落ち延びて十三湊(とさみなと)に。青森にあるでしょ。
このニギハヤヒと日高見国が融合して、ニギハヤヒがこっちの皇帝みたいになる。
これが、アラハバキ朝。
こっちのウガヤ朝のほうは、日向族と言われている。
こんな状態になる。
ウガヤ朝もちょっとこっち(九州の南のほう?)に行くんだけど、ここにいた民族から再び攻め込まれて、九州取られて、
この辺が神倭朝。タケヒトはここで即位して、奈良にそのまま王朝を開く。神武天皇になる。
今の天皇家=神倭朝と私は呼んでいる。
ここに神倭朝があって、ここにアラハバキ王国があって、こっち(九州)もちょこっと。この2つがホノアカリ系。こっちがニニキネ系。
こういう状況。
この当時の人々は、両者正統王朝で、どっちかというと、正統王朝である出雲王国を九州のウガヤ朝が簒奪したと思ってる。
新たにできた九州のウガヤ朝の系統を引く神倭朝は、一生懸命自分たちを正統化しようとして、まず、正統王朝のアラハバキを蝦夷って呼ぶ。こっち(九州)を熊襲って呼ぶ。蛮族だというふうにする。
でも、両者共アマテラスの長男の正統王朝です。
古事記とか日本書紀とかはもう歴史改竄されてて、第5王朝までの君主は全部神にされちゃって、神武が最初の天皇みたいな感じにされて、古事記は3分の1ぐらい出雲王国が出てくるけど、出雲王国が正統だとは書かない。こっち(神武)が正統で、滅ぼされたこっちは蛮族だよってしたんだけど、当時の人々は、どっちも正統であるということを知っていた。
これが前提。
1000年、2000年たってくると、この神倭朝の宣伝、自分たちが正統でこっちは蛮族なんだよというのを信じる人たちが出てきた。
最初に騙されたのは、ヤマトタケル。
ヤマトタケルはものすごく強いんだけど、この蝦夷と熊襲が蛮族だとしてここから攻め込んでこっちを滅ぼしちゃう。んだけど、後で気づく。あれ、正統王朝じゃないか。
それで、父親に、ちゃんとこれが正統だと書いてくれって、歴史書を書かせる。それが「ホツマツタヱ」。
もう一回元に戻して、それで、平安時代になると、
日本国民は、朝廷はこっちは本物でこっちが嘘だと言っているけれど両方本当であることを一般の国民は知っている状態。
そこにまた不確定要素が出てきた。
神倭朝は、ナガスネヒコを倒すときに、多分、渡来人の技術を使った。
渡来人はこちら(大陸)から来た。
私がいつも言ってる、外国勢力の力を借りると、外国に乗っ取られるって話なんだけど、結局、神倭朝の上層部が全部渡来人になっちゃった、いつの間にか。
神武から始まって、ずっときて、25代武烈のときに、もともと残った日本人勢力と朝廷に居座る渡来人勢力で戦争やった。結論から言うと、武烈負けちゃう。
それで、26代継体は、越の国、新潟から招かれる、これは、渡来人の傀儡政権になっちゃう。
このときに、宮廷で、渡来人は神代文字読めないでしょ、向こうから来てるから、漢字。
一旦日本の神代文字が(大陸に)行って、そっちで発達して漢字で返ってくるんだけど、漢字を公用語にしちゃう。
庶民は神代文字使ってたんだけど、漢字を公用語にして神代文字を禁止にして、全部漢字にした。
それで飛鳥時代まで来て、飛鳥時代のときに、百済が滅びる。
当時、朝鮮半島は、任那(みまな)日本領、こっちは新羅で、百済で、高句麗っていうこういう状況なんだけど、百済が一回滅ぼされるんだよ。百済の王子が日本に入ってきて、中臣に入って、多分すり替えられる。中臣鎌足が百済の系統にすり替わる。
で、藤原姓をもらって、藤原は朝鮮人だから、特に百済は。
当時の日本は全国に氏族があるでしょ、全国に各氏族があって、それが領土を持ってる。その氏族の代表が1人ずつ大臣になって朝廷に仕える。
ところが、藤原は、こいつを倒して自分の藤原にして、倒して藤原にして、難癖つけて、天皇に后を送り込んでちっちゃい天皇を立てて、自分の支配下において勝手に命令書を書いて出して、どんどん氏族を殺していく。代わりに自分をつける。
今まではそれぞれの氏族が1人ずつだったんだけど、これ全部藤原になっちゃう。
藤原は、自分たちを正統化するために古事記・日本書紀を書かせて、藤原鎌足の後の不比等が持統天皇につく。
あの時代に藤原氏が滅亡寸前になってしまう。
持統天皇の孫に藤原不比等がついた。そのほかに子供たちがいっぱいいるわけ。子供たちがいっぱいいるんだけど、この孫に、草壁の皇子(孫の父)、こいつに皇位を譲らせて、孫(軽皇子)にいこうとしたんだけど、草壁が死んじゃう。死んじゃった状態で、子供たち(草壁兄弟)がいるのに、この孫に継がせなきゃいけない状態。
そこで、神話を改竄して、日本書紀を改竄して、天孫降臨神話をつくった。
アマテラスが女性で、孫のニニキネにこの国を継がせたんだと。実際、ニニキネ(ニニギのミコト)がアマテラスの孫なのは事実なんだけど、この神話をつくって、草壁皇子の兄弟たちを差し置いて孫の軽皇子に皇位を継がせて、これが文武天皇。っていうことをやって、ここで、アマテラスが女性になっちゃう。
アマテラスの奥さんだったセオリツヒメは、アマテラスは女性だから奥さんいちゃおかしいから封印されちゃった。
それで、藤原がどんどん上がってくるでしょう、そうすると、藤原は、自分たちが簒奪した神倭朝を正統化して、全国を統一しようとする。それで、征夷大将軍を派遣して、こっち(東北)に討伐に向かうんだけど、みんな知ってるわけ、征夷大将軍も知ってるし、藤原以外は、両者が正統王朝であることを知ってるわけ。だから、完全にプロレスになっちゃって、真剣に戦わないわけ。
「討伐来たよー」「おー、来たねー」仲良く酒盛りなんかして、帰っていく。
坂上田村麻呂も征夷大将軍。3回遠征してるけど、1回目、2回目はプロレス。向こう(アラハバキ)はアテルイってのが君主だった。坂上田村麻呂とアテルイ、一応軍を対峙させるんだけど、「来たねー」みたいな感じで。ちょっと形だけ戦って「じゃまたねー」って帰っていく。で、「相手が強くて失敗しました」と報告する。これで何とか、1回目、2回目は正統王朝同士の戦いを回避したんだけど、2回目帰ってきたとき藤原にバレちゃった。
藤原に、「お前真剣に戦ってないだろう」「ちゃんと戦え」って、3回目はお目付け役をつけてきた。藤原の一族を坂上田村麻呂と同行させて、真剣に戦ってるか調べる。
しょうがないので、今回は戦うかっていって、胆沢まで行くんだよね。
向こうは、またプロレスだろうと思ってたら、本当に戦いになってしまい、やばい、本当に戦うのかってなって、一応やるんだけど、アテルイの軍も強いから、激戦になるんだけど、坂上田村麻呂が勝つ。
勝った後に、一応、アテルイを捕える。「お前らが正統だってことは分かってるから、京に護送するけど必ず釈放する」と約束して、京都にアテルイを連れていく。
当時、藤原系の桓武天皇が即位しちゃってて、その桓武天皇が、アテルイの処刑を強硬に主張した。
結局、坂上田村麻呂も釈明するんだけど力及ばずにアテルイが処刑されてしまう。
そこから、藤原に対する反感が上がるんだけど、東北の人たちは、「俺らのほうが正統なのに」と。
この状態で、まず、東北のほうが正統で、神倭朝はそれを簒奪した王朝なんだけど、両者共に正統王朝になることは皆分かってる。
だけど、藤原だけ分かってなくて、藤原だけ「自分たちが正統だ!」って言ってこっちを滅ぼそうとしている。
それから、しばらくたって、藤原氏が完全に実権を握っちゃうのね。
それで、本格的に、討伐に来るんだ。それが、前九年の役とか後三年の役とか、あの辺の。
そこで、このアラハバキ系の文化もしくはアラハバキ系の王国をどうやって守るかというのがテーマになる。
平安時代末、もう院政が始まってるぐらいのときの東北地方はどうだったか。
大きく分けて、こっち(秋田・山形)が出羽国で、清原氏。ここ(岩手・宮城)が安倍氏が治めてて、朝廷の勢力は、坂上田村麻呂で一応福島取って、多賀城まで行った。仙台のほうの。
多賀城に神倭朝の国府があったの。
ここの国司として、藤原登任(なりとう)ってのが務めてた。
この国府で東北地方全体を治めてたってことになってるけど、実際には清原と安倍がアラハバキ系ね、旧王朝系の清原と安倍が幅を利かせてて、昔は福島、白河までだったの。白河までが神倭朝。
坂上田村麻呂のプロレス失敗劇で、白河取られて、多賀城まで取られてて、ここに国府があったという、こういう状態。
こういう状態で、安倍が旧領奪還を図る。白河まで戻そうって。
藤原に対しては税金払わんって言って、安倍がこっち(多賀城)に攻め込んでくるわけです。これで、前九年の役が始まる。
安倍が攻め込んできて、藤原登任なんだけど、これ貴族のボンボンだから戦闘からっきしダメなの。安倍氏にボコボコにやられて、藤原はどうするかっていうと、戦闘のプロをよこさないといけないって、戦闘のプロ、源氏を派遣するんです。それが源頼義。源頼義に変えて、これはさすがに戦闘のプロだから、安倍と対等に戦うんだけど、アウェー戦だからこっちが強いんだよ。
じりじりじりじり押されて、多賀城取られて白河まで押し戻されていく。9年ぐらいかけて押し戻し、10年目には清原が裏切る。
清原は、こっちの源頼義軍に加勢して安倍に襲いかかるっていう。清原が安倍を背後から撃つ。それで安倍が一掃されちゃう。
最後の1年で一気に安倍氏が滅亡しちゃうわけです。
で、ここが、一応全体が清原になる。んだけど、清原、広過ぎるってことで、藤原がまた危惧を抱いて、これ、2国に分ける。こっちとこっちを清原の別々の人物に分ける。
ちなみに、清原ってのはアラハバキ系だけど、今大河ドラマで紫式部やってるの?
紫式部が藤原でしょ。清少納言は清原でしょ。
藤原と清原の宮廷の争いが、実は東北で本場。
清原のほうも対応は苦心するんだけど、結構うまい。で、最初は、真衡(さねひら)と家衡、半分にして、こっちとこっちを分けるんだけど、家衡は俺に全部よこせって言って、こっちに攻め込むというような。これが後三年の役だ。
このとき、源義家が国司をやってるんだけど、
最初は義家は家衡につくんだけど、真衡は急死してしまう。
結局、家衡が取るという話になる。
ここでまたもう一回内紛が起きるのかな。
家衡と清衡。多過ぎるってんで、義家がまた2分割して、家衡と清衡に分ける。
またバトルが起きて、今度は義家が清衡につく。複雑な状況。
義家がついたほうが大体勝つ。
で、清原清衡が、東北全土を制圧してしまうんだけど、これちょっとヤバい状況、このままだと、清原清衡は一応アラハバキ族でこっちの文明守れるんだけど、このまま藤原が攻め込んできて取られるのは時間の問題で、どうしたか?
清衡は、藤原に莫大な貢物を京都に送る。なおかつ、多賀城に来る国司に対して、これを認めて、全面協力すると恭順の意を示す。
きわめつけは、清原清衡を改名する。母方に一応藤原氏がいたのね。だから、私は完全に貢物を送りますと。あなたの権威を認めますと。
名前を、藤原に変えますと言った。
藤原清衡。
これで、藤原氏のお目こぼしを受けて、アラハバキ族の王国は残る。この藤原清衡で始まるのが、奥州藤原氏。
これ、平泉に都を置く。
奥州藤原氏は4代続く。100年ぐらい続くのかな。
清衡、基衡、秀衡、泰衡。
平泉に中尊寺とかを造った。金色堂が金箔張ってて、黄金の国ジパング。
奥州藤原氏は、実は清原氏で藤原じゃない、アラハバキ族なの。
つまり、ホノアカリ系の兄のほうの正統王朝で、東北の歴代王朝を継いでる。藤原は名前だけで、藤原に改名したから本当の藤原氏に攻め滅ぼされない。藤原に完全に恭順の意を示して、毎年貢物やって見逃してもらって、平泉を中心に大発展を遂げるんですが、この平泉の文明は、京都とは違う。
京都は、日本の町じゃなくて、中国の町。平安京ってのは中国風。
平泉にある遺跡は、神倭朝以前の古代王朝の日本の遺跡をそのまま継承して再現してるわけ。
藤原に負けたんだけど、完全に恭順を誓って見逃してもらって、この清原氏は藤原氏に変わって、伝統の、神倭朝以前の何万年続くこの東北の伝統様式をがっちり守って、平泉を開いた。
奥州藤原氏はアラハバキ族であって、日向族、神倭朝とは別系統の王朝、お兄さんのほうの正統王朝の流れをくんだ。
明日見に行く。
京都を中心とする平安の文明、いわゆる平安の文化とは根本的に違うんだ、平泉の文化は。
で、こういうふうにやってたんだけど、結局、平泉は何で滅びちゃったのか。
この後、鎌倉時代になる。
源氏が力を持ってくるんだけど、源頼朝が全国を制圧してるんだけど、源頼朝は、こういう古代の日本史だとか、平泉がどういう町なのか、全く興味ない。ただ滅ぼすだけ。
しかも、平泉は、頼朝の怒りを招いて、第一攻撃目標になってしまった。
弟の源義経が平泉出身。奥州藤原氏に囲ってもらうということで。
源平の戦い始まる前に、一回源氏が負けているんだけど、そのときに、頼朝は伊豆に流されて、義経は奥州に流された。
義経はお母さんが絶世の美女だった。お母さんが、相手の平清盛の側室になるよって言って見逃してもらった。私があなたの側室になりますから子供を見逃してください。絶世の美女のなせるわざ。簡単に見逃してもらった。
お兄さんの頼朝のほうは、清盛の育てのお母さんの死んだ息子にそっくりだから、こいつを助けてくれーって助かった。
それで、頼朝が蜂起して、苦戦するんだけど、義経参戦で一気に勝っちゃう。義経は軍事的天才。世界史上まれに見る軍事的天才。
私は、多分、ローマ時代のスピキオの転生だと思ってる。スキピオの戦法と義経の戦法はほぼ同じ。崖を馬で下ったりとか、浅瀬の海を馬で駆け抜けてそのまま突入させるとか、そういう手法が同じ。
あっという間に平家を滅ぼしてしまう。
頼朝はそんな義経が気に食わなくて、ずっと目の敵にするんですが、
奥州平泉に義経が、当時、秀衡の下に義経が入るわけなんだけど、ここで義経が死ぬか死なないかで世界線が分かれた。
私は、もともとは義経が死んだ世界線にいたのかな、ここで義経が死ぬとどういう現象が起きるかといったら、タルタリア帝国が存在しなくなる。で、ボールアースになるという。
義経が死を免れて、このまま東北を縦断して、北海道行って、樺太渡って、大陸渡った世界線がある。その世界線だと、義経がチンギス・ハンと名乗って、騎馬民族、シベリアをまとめて中国攻め込んで、全世界を統一しちゃう、ユーラシア大陸を統一して、タルタリア帝国ってのができている。
この義経が平泉で殺されたか、殺されないかで世界線が大きく分離する。
この世界線だと、義経は殺されてない。タルタリア帝国をつくる。
頼朝は日本を制圧するけどね。
義経をかくまったってことで、鎌倉幕府軍の大攻勢を受けて平泉が滅びる。
滅びてしまうけど、文化はそのまま残って、頼朝はそういう、文化とか文明とか王朝の交代とか全く興味なくて、単に統一するだけだから。
軍事的には統一されたけれども、文化は残る。
古代、神倭朝成立以前の文化がいっぱい残って、建物が残ってる状態でずーっと行って、どこまでいくか? 明治まで来てしまう。
明治政府は、戦争をやってますが、ほぼ必要のない戦争。
京都で鳥羽伏見の戦いを戦って、そこから二条城か大阪城に逃げ込むかなと思ったら一気に江戸城まで慶喜は帰っちゃう。
鳥羽伏見で戦って、江戸城の無血開城だから、ここでもう幕府は滅びてる。ここで終わりにすりゃよかった。
ところが、そこから幕府軍(新政府軍?)が北に攻め込む。最初宇都宮行くのかな、で、新潟を滅ぼして、そこから白河から、仙台、米沢、会津。
会津はものすごく粘って、青森とかが落ちてもまだ会津だけ残ってる。
最終的には箱館で終わるのかな。榎本武揚。あれで終わるんだけど。
これ、何をやってたか?
東北地方の前文明の遺跡をぶっ壊してました。
東北地方のアラハバキ文明を壊してた。この戦いはやらなくてもいいんだもん。
当時の最大の都市、会津若松は徹底的にやられた。その後、道(鉄道・高速道)を外されて龍脈切られた。郡山が会津若松の封印になってる。
新潟は代表的なタルタリア都市で、幕末は江戸よりも新潟のほうが人口多かった。日本最大の都市だった。新潟も戊辰戦争で徹底的にやられて、その後、新潟大火としてDEW(指向性エネルギー兵器)で焼き払われる。
新潟は今、神社の数が一番多い。あれは、タルタリア時代の遺跡を全部ぶっ壊して、その土台の上に神社造った。
八幡宮。偽の神社はほとんど八幡宮。八幡宮=八幡(やはた)=ヤハウェ
(宇佐(神宮)は違う。応神天皇(八幡大神)を祀ってる。)
こっち(西日本)は全く戦争やってないんだよ。政府軍の主体が薩摩・長州だってのがある。
東北を破壊していった。
明治維新は国家神道っていって、神倭朝、天皇を絶対神、現人神にして一神教を立てた。
それに対して、東北のアラハバキ文明はとても邪魔だった。天皇家以前の王朝が存在して、その王朝の遺跡がいっぱい残ってる。
天皇家が一番最初の王朝で神の末裔だってのが、その反証がいっぱい東北にある。それを全部壊す。と、やって、拠点を全部外されて。
主に狙われたのは、タカミムスビ家の本拠地だった福島。
福島は地震回数は日本一ということで、仙台も、東北の大震災で仙台もやられたでしょう。多賀城がある。
仙台とか岩手とかは、アテルイとか奥州藤原氏の時代の、東北アラハバキ族の本拠地だった。
東北の王朝ってのは日本の本当の王朝なんだよ。
それを簒奪してつくったのが現天皇家なんだよ。現天皇家から見れば、東北は消えてほしい。
特に、平泉なんかはもう本当にヤバくて、現天皇家ができる以前の文明の遺跡がそこらじゅうにある。だから、徹底的に狙われて、破壊の対象になります。
現天皇家にとって存在してはいけないものがこの辺にいっぱいある。我々はそれを見て、「これは天皇家が簒奪した証拠だな」って。
また東北で事件が起きたりします。
あなたがた東北人は、天皇家が簒奪した、された側の、要するに、アマテラスの長男の直系の子孫なの。
偽物の王朝にとって、本物は目障りでしょうがないんだよ。
(イスラエルが今攻撃してるのは本物のユダヤ人。アシュケナージ=偽物が本物を攻撃)
偽物からしたら本物は消えてほしい。
だから東北は攻撃される。
あなたがたは、それを知った上で、自分たちは本物の系統であるということで、東北にある文明、タカミムスビから引き継がれる日本の古代文明をあなたがたが保持しているわけだから、そこをちゃんと自覚して、それをちゃんと守っていこうとしないといけない。
偽物から殺されそうになったらちゃんと抵抗してね。黙って殺されちゃダメだよ。
平泉とかをちゃんと守ってね。富士王朝の前の第3王朝の時代の様式、京都なんかより全然古い。ちゃんと守ってください。
終わり。
***
感想も書いておこうか。
1年前ぐらいから大体何回か聞いている話なので、だんだん頭に入ってきました。
最近、ホツマツタヱの本を読みました。
なぜ、もとの文字を封印して漢字? って思ってたら、渡来人が文字読めないから漢字、そういうことかー。
ホツマツタヱに書いてあることと笹原説が違うとこもあるけどまあまあ、いろんな説がありますよね。
マッドフラッドは、なるほどでした。
アラハバキのことを知って、アラバキロックフェスの名づけがよかったなと思うことしきりです。
多賀城に国府、それで「国府多賀城」って駅があんのかと思いました。
結構ぎゅっとして分かりやすくまとまっててよかったです。
どこから目線w
結構この話、なぜ東北が狙われているかの話、こっち側の人もあまり知らないので、分かりやすく説明できたらいいなと思うので読み返します。
ありがとうございました。