友人が読んだって言うから私も読んでみた。

齋藤先生ちょっと左寄りなのが最初気になったけど、でも日本人で日本語が大事だっていう話はとても共感しますよ。

NO JAPANESE,NO JAPANESE!

ですよね。

 

そうなの。国民性はどこから来るかって言ったら、言語。

日本人らしさは、日本語から来るということ。

だから、日本語がなくなってしまったら、我々の文化もおしまい。

細かい話だと、お国言葉、方言が消えつつあるので、県民性みたいのも薄まってくるのだろうと思われる。

まあ自然に消えてきてるのではなくて、いろいろやられてるんだけどねー。それでもGHQにやられたときに日本語禁止にまでされなかったのはよかったよね。

うちの子みたいに空気読めないのも、日本語のネイティブスピーカーなんだから、すごいことだよ。日本語喋れるってすごいよ。

 

素読っていいなあ。

意味が分からなくても小さいうちから名文に触れるのは大切なんだって。

これは齋藤先生の「声に出して読みたい日本語」シリーズですね。

うちの子にもやってたらよかったかなあ。もう遅い。

 

こないだの萌音ちゃんの「アン」の翻訳の本も、関連してくるなあ。

きっと、あの英文を書ける人も今はもういないのだろうなと思う。100年前の文豪のような文章を今の人が書けないように。これはきっとどの言語でも同じなのかもな?

 

私たちも、例えば今の不倫の話とかを、源氏物語から引っ張ってきてツッコミを入れるとか、まあやるよね。やらない?(笑)

英語圏の人はそれをシェイクスピアでやってるみたいなことよね。

 

 

本文にはないけど、これを読んでマスク社会についても考えてみる。

主語がないってとこの悪い部分が出てる気がするなあ。

皆まで言わなくても共通認識としてある。それのいい部分もあるけどさ。ここに関しては悪い部分だよねー。

「強制ではないが皆さんにお願いしています」

「マスクはお餅ですか?」

この辺も、日本語っぽいよねー。

主語がないでしょう。誰がお願いしてるの? 誰がマスクをお餅なの? っていうね。