鼻炎で鼻づまりと鼻水を繰り返した息子。
アレルギーの薬をもらいたいなと思い、土曜日に耳鼻科を受診しました。
普段よりもかなり混雑していて待合室は満席。
仕方がないので立ったまま待つことにしました。
静かに手遊びをしながら待っていると、トントンと背中に触れられ振り返る息子
そこにはおばあちゃんと娘さんらしき女性が長椅子に座っていて、おばあちゃんが息子に「隣の席が空いたから座ったらいいよ」と話しかけていました。お礼を伝えてからおばあちゃんの隣の席に息子と共に座りました。
すると、「何歳なの?」「兄弟は?」などおばあちゃんから質問が
息子はおばあちゃんの方に体を少し向けて1つ1つ答えていました。
そうしたら、「あなたぐらいの年齢の時は、私は戦争中だったわ。」という話をされていました。
息子は「国語の授業で戦争の話が出てきていますよ」など答えていました。
私の祖母(息子の曾祖母)と年齢も近くて雰囲気も似ていたので、私も祖母と話をしている感覚になりました。
「戦争は絶対だめ!あなたが大きくなった時も、平和な日本でありつづけるように頑張って!頼んだわよ!」といい、おばあちゃんは息子とかたい握手を交わしていました🤝
会話が少し途切れた後、息子がおばあちゃんに「戦争中ってどんな感じだったんですか?」と質問し始めると、おばあちゃんはたくさん自分が体験した話をしてくれました。その話に耳を傾ける息子。
その姿に成長を感じましたね。
おばあちゃんが一通り話し終えた後、「あなた品があっていいわ〜」と褒められた息子。ちょっと恥ずかしそうに「ありがとうございます」と言っていました
隣にいた娘さんらしき人は、しきりにおばあちゃんの意識を他に向けようと頑張っているのが伝わってきました。
おばあちゃんが診察室に呼ばれた時に娘さんが「お話に付き合わせちゃってごめんなさいね」とおっしゃったので、「いえいえ。本当に貴重なお話をありがとうございました」と伝えました。
戦争経験者の話しはなかなか聞く機会がないので、息子にとっても本当にありがたいお話でした。
初対面でしたが、こうやってお話できるのってすごくいいなと思いました