「うちのうさぎはトイレを覚えてくれない…。」
「いつもトイレを失敗する…。」
「成長期になってからお迎えしたけれどトイレのしつけはできるのかな?」
飼い主さんからは、こんな声をよく聞きます。
ウサマミレ宅で昔飼っていたうさぎさんは、気分良くおふとんにしちゃったり…なんてこともありました。
個体差はありますが、うさぎはちゃんとトイレを覚えます。大人になってからでもトイレのしつけ(トイレトレーニング)は可能ですし、スムーズにトイレを使ってくれる方法もちゃんとあります。うさぎのトイレのしつけは、飼い主さんが「いかにうさぎさんの様子をしっかりみられているか」「根気があるか」にもかかっています。
うさぎはどうやって自分のトイレを覚えるの?
うさぎは自分のおしっこやうんちのにおいがする場所をトイレとして認識する傾向にあります。この習性を利用して、トイレの中におしっこを含ませたティッシュを入れておき、トイレの場所を覚えてもらうパターンが多いです。他にも、おしっこしそうな様子が見られたら、すぐにトイレに誘導したり、連れて行ったりする方法もあります。
うさぎに早くトイレを覚えてもらう方法
飼い主さんからすると、部屋やケージ内のレイアウトの関係上、ここでしてほしいという希望もありますよね。ただ、それはうさぎにはまったく関係のないことなんです。
簡単に言ってしまうと、トイレの場所はうさぎ自身が決めます。
たとえば、部屋やケージの中で何度か同じ場所におしっこをしている場合、うさぎにとってはその場所こそがトイレなんですね。なので、そこにトイレをおいてあげれば失敗することなく、トイレを使ってくれるようになります。考え方はいたってシンプルなんです。
ウサマミレ宅でも、引っ越してから数回同じ場所でおしっこをしてしまったため、そこにトイレを置くようにしたらすんなり使ってくれるようになった経験があります。
もちぶろうは小さい頃ケージ全体がトイレだったことがあります。今ではトイレ以外ではおしっこしません。
ただ、どうしてもその場所をトイレにできないケースもあると思います。その時は、おしっこを含ませたティッシュをトイレに入れて希望の場所におき、うさぎさんがおしっこしそうになったら誘導するを繰り返す方法が良いと思います。
うさぎのトイレのしつけで飼い主さんがやってはいけないこと
うさぎのトイレのしつけをするにあたり、飼い主さんがやってはいけないこと、注意したいことがあります。
- できないからって焦らないこと
- うさぎがトイレに失敗しても怒らないこと
- トイレ以外のおしっこをすぐに片付けないのはNG
上の2つは本当に注意してほしいことです。
トイレを覚えるスピードもうさぎによってさまざまです。個体差があるので、飼い主さんはゆっくり様子をみてあげてください。
トイレを失敗した、なかなか覚えてくれないと焦ったりイライラすることもあるかもしれません。しかし、飼い主さんが感情的になってしまうとうさぎさんとの関係性や、これまで築いてきた信頼性を失う可能性もでてきます。
また、3つ目については、片付けない飼い主さんはいないとは思いますが、念のため。トイレ以外でしてしまったらすぐに片付けるようにましょう。おしっこのにおいが残ってしまいますし、そこがトイレなんだよと教えているのと変わらないです。
うさぎさんに害がない消臭スプレーをして証拠隠滅しておくのも、においが残らないコツになります。
急にトイレ以外でおしっこするようになったときはどうする?
今まではトイレでおしっこもうんちもしていたのに急にトイレでできなくなった場合は、トイレのしつけとは関係ないかもしれません。
高齢のため足腰が弱っていたり、頻尿でおしっこが間に合わないなど、別の理由が潜んでいる可能性があります。うさぎさんの様子がおかしいなと思ったら、迷うことなくどうぶつ病院で相談しましょう。
うさぎのトイレのしつけは焦らずうさぎさんのペースに合わせて
うさぎのトイレのしつけは、何歳になってもできることだとウサマミレ管理人は思っています。ただし、高齢うさぎの場合は足腰が弱っていてトイレへの移動が困難なケースもあるので、無理はさせないことも大切だと思います。
トイレのしつけをするなら、飼い主さんのペースではなく、うさぎさんのペースに根気よく合わせてあげてくださいね。