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「うさぎが牧草を食べない…」

 

「今までは食べていたのに急に食べなくなった…」
「食べたそうに匂いを嗅ぐのに、咥えてポロっと落としてしまう…」
「もはや牧草に見向きもしない…」

 

うさぎの牧草事情で悩んでいる飼い主さんは多いですよね。

 

わたしもその一人です。

 

うさぎが牧草を食べない原因には、どんなことがあるのか?

 

食べるように工夫はできないのか?
など、今まで実践してきたことも紹介しつつ、書いていきます。

 

 

うさぎが牧草を食べない原因

 

 

牧草を食べない原因はいくつかあります。
問題となるのはどんなことなのかズラッと並べてみました。

牧草関連の問題

  1. 牧草のロットが変わった
  2. 牧草入れから食べにくい
  3. 好みの牧草じゃない
  4. 牧草の質が悪くなっている
  5. 急に新しい牧草に切り替えた
  6. 嗜好性が高い牧草を与えていたため、他は見向きもしない

歯の疾患などその他の問題

  1. 歯の不正咬合
  2. 歯根の影響
  3. 口内炎や潰瘍などのトラブル
  4. うっ滞

牧草関連の原因で食べなくなったうさぎへの対応

原因ごとに対処法を紹介します。
とくに牧草関連の問題なら、解決することが多いかなと思います。
 

1. 牧草のロットが変わった

購入前にはロットNo.を確認しましょう。ロットが変わると見た目も香りも全く違います。
そのロットで食べ慣れてきたうさぎは、急にロットが変わることで食べなくなることがあります。
 

2. 好みの牧草じゃない

単純にうさぎの好みではない牧草なので食べないだけの場合、さまざまな産地、さまざまな刈り方、種類も豊富にあるので試してみることをおすすめします。
 

3. 牧草の質が悪くなっている

冬場の乾燥した時期はともかく、湿気は牧草の大敵なので密封度の高い容器に入れて保管することが大切です。
うさぎは香りが落ちただけでも食べなくなることがあります。
 
また、牧草の袋の開けっ放しは厳禁です。せっかくの良い香りがとんでしまいます。
 

4. 急に新しい牧草に切り替えた

新しい袋を開けるときは、古い方と混ぜながら徐々に与えて行くことが大切です。
 

5. 嗜好性が高い牧草を与えていたため、他は見向きもしない

このうさぎさんは結構多くて、最終的にペレットだけしか食べないという子もいます。
また、嗜好性が高い牧草は、いつも同じ状態のものがあればよいのですが、それは絶対にないです。(牧草は自然のものなので状態は変化します)

 

他の牧草もあげるようにしながら、おやつ程度で嗜好性が高い牧草をあげるのがおすすめです。

 

飼い主さんは心を鬼にする必要があります!
 

6. 牧草入れからだと食べにくい

もちぶろうがこのケースです。直置きだと、より美味しい牧草を探しやすいようでよく食べるようになりました。


牧草選びに関しての記事はこちら
 

 

歯の疾患などその他の問題で食べられなくなったうさぎへの対応
 

 

1. 歯の不正咬合

前歯や奥歯が不正咬合になっていると、牧草を食べにくくなります。
とくに、奥歯にトゲ状のスパイクができてしまうと、頬側の粘膜や舌にザクザク刺さってしまうため、痛くて食べることはできません。

 

牧草を食べるとき、奥歯ですり潰すような食べ方をするので、スパイクがあると刺さって食べることができません。

 

ほんの数ミリトゲが伸びているだけでも食べなくなる子もいます。

 

もちぶろうはまさにこのパターンです。

 

ですので、毎月奥歯のカットをしてもらっています。

 

何も食べていないのに口をくちゃくちゃ、もごもごしている、口を痛がる様子や、よだれなどの症状がみられたら迷わずすぐに動物病院へ行ってください。

 

 

うさぎの〝食べられない〟は命取りです。

 

2. 歯根の影響

歯根がグラグラしていたり、膿がたまったりしている、炎症を起こしていると痛いので食べることができません。

 

これは定期的に動物病院でみてもらって、診断してもらわないとわからないです。
 

 

 

3. 口内炎や潰瘍などのトラブル

トゲ状のスパイクが刺さることで、口内炎や潰瘍ができることがあります。

 

人間もそうですが、大きな口内炎ができていたら、水もしみるし、食べることも難しくなりますね。

 

これと同じことがうさぎにも起きています。

 

ただ、人間の場合なんとかできますが、うさぎは食べなくなると最悪の状況に陥りますので、一刻も早く動物病院で治療をしてください。
 

 

4. うっ滞

うっ滞が起きていると牧草どころか、ペレットやおやつも受け付けなくなります。緊急性が高いので、すぐに動物病院へ向かってください。

 

うさぎの性格を見極めよう!

牧草の入れ物が変わった、置く位置がかわっただけでたべなくなることもあるくらい繊細なうさぎもたくさんいます。

 

我が子がどんな性格なのかよーく判断して、牧草をたくさん食べられるように工夫をしてあげてください。

 

 

食べないからもういいや、と諦める前にできることはたくさんありますよ!

 

 
 
 
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