中学受験で親が力を入れたこと。それは志望校探し&選び。最終的には娘の意見で決めましたが、候補探しは親の仕事だったと思います。

 

娘が6年生の時、私の病気が発覚したこともあって、正直、100%の力では取り組めませんでした。また、情報収集については、私よりもずっと熱心な親御さん方が多いように感じていますので、そのあたりの詳細は割愛して、当時の私が一番知りたかったことを書こうかなと思います。それは、「入学したからこそ見えること」。

 

まず一番に感じたのは、学校が説明会で時間をかけて話していた点や力を入れて話していた点は、入学後も学校が重視しているということです。当たり前と言えば当たり前なのですが、学校が重視していることは子どもたちが学校生活を送る上で非常に影響が大きいと感じます。逆に、説明会であまり説明のなかったことは、入学後もそのとおりだなと。たとえば娘の学校の場合、説明会で、大学の進学実績についての説明はあまりありませんでした。実際、入学してみて、学校側が進路指導に力を入れている様子はあまりないのが実情で、説明会のとおりだなと実感しています。

 

あとは、以前は気づかなったポイントで、盲点だったなと思うこと。それは学校のテストについてです。主にテスト結果(成績)の開示があるかどうか。娘の学校はテストの返却はもちろんされますが、順位の発表はありません。発表どころか、個人に対しても順位は伝えられません。ほとんどの教科において平均点すら開示がありません。

 

これをよしとするかどうか。きっとご家庭によって判断が分かれるように感じます。ちなみに娘の場合は、「順位の発表がなくてよかったよ。だってさぁ、そんなの発表されたら、絶対、人間関係に影響するって」とのこと。ただ一方で、「順位が出ないと思うと、油断しちゃうし、やる気が出ないなぁ」とも言っています(ちなみに池袋の某女子校は最下位まできっちり順位が出るそうです。本当に対極ですよね)。

 

実際、中学校のテストを終えてみての親の感想ですが、娘のクラスの場合、すごく助け合っているなぁと感じました。テスト前に学校で「これ、わからないんだよなぁ」とつぶやいたら、周囲にいたお友達が5人くらい娘の机に集まって教えてくれたのだそうです。また、テスト前日も相変わらず娘のLINEは鳴りっぱなしだったのですが、どうやらクラスのみんなでノートの写メを交換したり、プリントをなくしたお友達には送ってあげたり、テスト前の「やばい!間に合わない!」みたいな愚痴をこぼしあったりと、みんなで励まし合いながらテストに向かっているようでした。先輩ママさんからも「娘校の場合、順位が出ないからこそ、変にお友達を蹴落とそうみたいな感覚はなくて、お友達同士で助け合うのよ」と教えていただきました。なるほどですね。

 

中学のテストの成績開示があるのかどうか、ある場合はどのような形なのかは志望校探しの際に調べてみるといいかもしれません。