もう、すっかり忘れかけていた面影。






曇り空に薄っすらと夕陽がさした時



長く伸びた影が、あの頃を思い出させて



また、消えて行った。






喜びは一瞬で、泡のように消えてしまうのに



悲しい思い出はどうしてこうも長く



影を伸ばし、いつまでも足跡を残して



行ってしまうのだろう。






雨なんて降っていないのに



湿った空気が、心を覆った日の夜に。