「四月朔日」と書いて「わたぬき」と読む。
きょう4月1日に因んで気象予報士さんが番組内で紹介していました。
旧暦の四月一日、綿入れから袷(あわせ)に衣替えをすることから来ており、「わたぬき」は夏の季語であると goo国語辞書💻
この旧暦というものがくせもので、新暦で表すと今年は5月12日になるようですが…新暦のきょう4月1日でも日中衣類は長袖1枚で快適でした。
綿(わた)といえば…木綿(もめん)は衣料品の素材として一般的ですが、真綿(まわた)という言い方はどうでしょう?
昔、商店街に布団店があった頃、昭和の頃には「真綿布団」という言葉を耳にする機会も多かったような気がします。
小学生時代、綿入りの「防空頭巾」を各自椅子に備えていましたし、冬には「綿入れ」という中綿の入った上着を着ていたものです。
ダウンジャケットが一般的になる前のお話です。
最近の布団は羽毛布団や低反発ウレタンなど、いろいろありますが、昭和の頃、布団に入っていたのは綿(わた)だったわけです。
ふわふわした、それこそ綿菓子のような質感のものを綿といい、繊維がまとまった、かたまりを意味します。
わたしが間違えて覚えていたのは「綿(わた)のすべては木綿である」ということ。これ大間違い。
布団の中身に綿が入っているとしても、綿(わた)=木綿の綿(わた)とは限らず、真綿の綿もあったということ。
「真綿」とは文字だけみれば「木綿」の親戚のようにも思えますが、材質はシルク、絹です。
そんな風に間違えるひと、わたし以外にもいるのでは…?(。・ω・。)
以下、『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用
真綿(まわた)とは、絹の一種で蚕の繭を煮た物を引き伸ばして綿にした物。日本(日本語)においては、室町時代に木綿の生産が始まる以前は、綿(わた)という単語は即ち真綿の事を指していた。白くて光沢があり、柔らかく保温性にも富んでいるため、昔から布団や綿帽子、防寒着の中に詰め込む素材として(又はそのまま服の間に挟んで使用〈背負い真綿〉)利用されてきた。また、良質のものは紬の原料としても利用された。
木綿・木棉(もめん)は、ワタの種子から取れる繊維。コットン(英: cotton)とも。ワタ自体のことを木綿と呼ぶこともある。
ワタとはアオイ科ワタ属の多年草の総称で、木綿は種子の周りに付いている。繊維としては伸びにくく丈夫であり、吸湿性があって肌触りもよい。このため、現代では下着などによく使われるが、縮みやすいという欠点もある。主成分はセルロース。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 引用おわり
「真綿」はシルク、「木綿」はコットン、「綿(わた)」の中にはシルクもコットンもあるということ。
ちなみに「綿菓子」は「コットン・キャンディー」🍭