今回は、稲荷町駅(電鉄富山駅から1つ目)に隣接する車両基地の元西武鉄道5000形レッドアロー号の写真をご紹介します。稲荷町駅は、富山地方鉄道本線が2面2線、不二越・上滝線が1面1線の地上駅です。本線と不二越・上滝線の間に車両基地が広がっています。
下の写真は稲荷町駅の不二越・上滝線ホームから見た元レッドアロー号です。
元西武鉄道5000形レッドアロー号は、1995年(平成7年)と1996年(平成8年)に、合わせて2編成の車体と一部の機器が富山地方鉄道にやって来ました。譲渡されなかった台車や主要機器は、廃車になった485系の廃車発生品が使用されました。
自社の稲荷町工場で組み立て、モハ16011形(Mc)-モハ16012形(M')-クハ110形(Tc)の3両編成が登場しました。その後2両編成、ワンマン運転対応化するために、中間電動車モハ16012形(M')の機器をクハ110形(Tc)に移植する工事が行なわれました。
その後、第2編成が「アルプスエキスプレス」としてリニューアルされ、中間付随車クハ112が再び組み込まれ、3両編成となりました。第1編成の中間付随車クハ111は廃車解体されました。
ネガスキャンした古い画像ですが、最後までご覧いただきありがとうございました。鉄道コムへ