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今回は2001年(平成13年10月12日〜11月4日)に行われた、福井鉄道トランジットモールの社会実験で運行された、路面電車形車両と鉄道線高床車両の並びの写真をご紹介します。下の写真は、福井新駅の低床ホームに留まっていた800形電車。福井新駅は2010年(平成22年)、赤十字前と駅名が変わりました。

写真の低床電車は、名鉄美濃町線から貸し出された800形電車で、福井新〜福井駅前〜田原町の区間で運行されました。となりの電車は「APiTA 」の広告電車になっていた元静岡鉄道300形です。バックミラー、排障器、ステップが設置され、福井市内の併用軌道に乗り入れていました。
福井鉄道560形562号は北陸鉄道金沢市内線モハ2200形として製造され、その後岐阜市内線560形として使用されました。岐阜市内線で廃車になった562号は福井市制100周年記念事業の一環として福井鉄道にやって来た電車です。
wikipediaより。
写真の562号もトランジットモールの社会実験で、再登板となりました。福井新〜福井駅前〜田原町の区間で運行されました。
となりの80形鉄道線高床車両もステップが設置され、福井市内の併用軌道に乗り入れました。
その後福井鉄道は、名鉄岐阜地区600V線の廃止で、美濃町線や揖斐線から連接電車や低床電車が入線し、鉄道線時代の高床ホームを削って、一気にライトレール化が実現しました。岐阜地区の廃線は大変残念ですが、車両が再利用されたのは何よりです