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今回は、広島電鉄にかつて存続した元ドルトムント市電GT8形の写真をご紹介します。GT8形は3車体8軸の電車で1959年にデュワグ(DÜWAG) 社で製造されました。1982年にドルトムント市電から76と77の2編成が広島電鉄にやって来ました。

宮島線の高床車1094号と76号の並び。すでに高床車の運行はありませんでした。
ドルトムント市電GT8形は1959年〜1974年の間に91編成が製造されました。ドルトムントのGT8は、ヨーロッパでは珍しく両運転台の車両でした。
広島電鉄での運行にあたり、冷房化や各種改造が行なわれ、1982年から営業運転が開始されました。しかし、振動が多発したことから早々に定期運行がなくなり、77号が廃車になって、残った76号も廃車になりました。今は、アウトレットモールのアトラクションとして存在しています。
76 号は銀色の車体に赤と白の帯が巻かれたビールの広告電車でした。
遠くドイツから来た電車でしたが76号は1982年、77号は2006年に廃車になりました。ネガスキャンした古い画像ですが、最後までご覧頂きありがとうございました。鉄道コムへ