只今、西遊記のご紹介中です(・ω・)ノ
西遊記は、十二支に関係した登場人物になっている、という説があります。
孫悟空 → 孫は猿を表す。
沙悟浄 → あつ窳(あつゆ…もともと蛇身人面であったが退治され、竜首になったとされる妖怪。竜の頭で弱水に住み、人を食う)が、
深沙神(大唐三蔵取経詩話に現れる神、蛇を持って描かれることが多い)を経て、沙悟浄になった…という説から、ヘビをさす。
三蔵法師 → 実際の肖像画と言われる物は、虎を連れているなど、作中でも、虎に食べられそうになったり、虎に変えられたりと、関係が深いため、虎にあたる。
馬は馬で、
龍も龍で…
そして、
猪八戒 → 猪は「亥」を表す。
という事になっているそうです。
さて…この、猪八戒の「猪」は、
十二支の「亥」を表しているということなのですが。
この「亥」と「猪」いう字。
日本では、どっちも イノシシと読むなのですが、
中国で「亥」はイノシシ・ブタの骨格を表し、
「猪」は、ブタを表すのです(・ω・)ノ
ちなみに、イノシシは野猪です。
加えて、体が太っている怠け者の例えとしてよく使われます。
中国では、ブタは、とても縁起の良い動物で、
富の象徴とか、子沢山の神様として親しまれているのです。
福耳はお金が貯まると言われるのは、
豚ちゃんの大きい耳の事をいっているそうですし、
豚ちゃんは多産なので、安産と子宝の神様として定着しているのだそうです。
しかも、中国人の多くの御年配の方が、
豚ちゃんや、太っている方を、
「かわいい♡」
と、思っているのだとか。
中国で「また太られましたね」は、富が増えたという意味で、褒め言葉なのだそうです。
日本で言うところの「ますます御立派になられて」になりますでしょうか(笑)
うさ吉、観光ガイドをしている時は、台湾の御年配の方と、
欧州のおばちゃまたちに人気でした(笑)
日本では、太っていることを話題にすると、
どちらかというと、侮蔑的に取る方が少なくないと思いますけど…
お国が違うと、美人が変わるのと同じように、太ってる人大好き(≧∇≦)な国がある訳です。
ところで。
豚はよく食べ、よく寝ます。
そして、暇さえあればどことなく寝込んだり、
食べ物を見ればすぐ口に入れたり。
猪八戒も、よく草むらで寝てます。
格好だけではなく、しぐさも「豚」のようです。
でも、初期のころの八戒は、イノシシのようですよ。
完璧なブタになりました(・ω・)ノ
なので。
豚ちゃん大好き中国人は、八戒も大好きで。
西遊記で孫悟空より人気があるのは
猪八戒だとも言われているのです(・ω・)ノ
続く。