【もうすぐ夏休みも終わり】夏休み映画もろもろ。
夏休みは面白い映画が公開になることが多い。ハリウッドでアカデミー賞目的で製作されるシナリオだけの地味な作品が夏~秋に公開され、そういった目的を持たないある種「ハリウッド的」な映画が冬~春に公開、春~夏に日本にやってくる寸法。最近は日米同時公開なんかが多いため、だいぶ変わってきちゃってるが。
しかし、今年の夏休み映画はかなりジミ。
などなど。
この中ですでに見たのは「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」 と「星になった少年」 、見ようと思っているのは「容疑者 室井慎次」 くらい。他はイマイチ興味を惹かれない。。
見た作品に関して言えば、「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」 はエピソード4~6、1・2を見てきていない人にはまったくと言っていいほど興味が沸かないであろう作品ながら、興行収入面では成功を収めている。というのも、内容をより理解するために2回、3回と劇場に足を運ぶリピーターによって支えられている部分が多い様子。
以前の記事にも記述したものの、エピソード4へ続く内容として悲劇的ではあるものの、描かれる映像のクオリティの高さや、独特の世界観を持つ本作ならではの気品を持ちファンならば満足の内容なはず。
「星になった少年」 は正直、フジテレビの広告戦略による作品だなというイメージ。実在の少年をもとに作品が構成されていることもあり、派手さはまったく無い。ということは「どこが印象的でした?」と言われてもあまり記憶に残っていない。
「泣ける作品」として広告戦略がうたれているものの、タイトルやCMから連想される主人公の死、それに至る過程を描くという手法が観客の想定通りの内容になっているため、ビックリもしなければ涙もこぼれない。
主演の柳楽優弥はカンヌ史上最年少の男優賞受賞者として評価を受けているものの、本作においては棒読みのセリフが目立ち、正直パっとしない。
他の作品としては、CGアニメのキャラクタがイマイチ魅力的でない「ロボッツ」 、「ローレライ」に続く邦画としてハリウッドを意識した戦艦エンタテイメント、「亡国のイージス」 などがある。「容疑者 室井慎次」 もシリーズ作品を見ていない視聴者をどれだけ獲得できるか。ファンや、スタッフの自己満足的作品にならないことを願ってやまない。