私がいつも見ている
うさぎInstagramアカウントが
TikTok動画をアップしていた。

なるほど。
これは夫が好きそう。

軽くその話を夫にして、
動画を見せたら、
普段は腰の重い夫が
即アプリをダウンロードして、
ゲラゲラ笑いながら動画を作って、
練習練習といいながら即アップしていた。

そうそう、
この軽さ、大事!
何より自分が楽しむこと。


私たち夫婦は、
15年前にうさぎのくっきーと出逢ったことで、
うさぎさんたちとともに、
一体どこに進むのだろう・・・・!!??
ビジネスとすると
何屋さん?何業なの!?

大人が本気で遊ぶと仕事になる
って教えてくれたのは、
私の20代に大きな影響を与えてくれた
高橋歩さんだったかな。

Love&Free
放浪しちゃえば?

真面目一筋だった私に
風穴を開けてくれた人。


夫と出逢って
くっきーと出逢って、
夫婦そろって会社を退職してカフェ開業。

日本初!
看板うさぎがいて
うさぎさんが同伴できるカフェ!

ブログで
その開業までの過程を綴り続けるなかで
浮かんだコンセプト。
少しずつ「うさんぽ」というワードが
うさぎ飼い主さんの間で聞かれるようになった頃で、
とはいえ我が家のくっきーは外出が大嫌いだったから、
私がいうのもなんだけど、
まさかうさぎをカフェに連れてくる人がいるとは思わなかった。

振り返ってみれば
3年弱の間に、
のべ1000匹以上のご来店うさぎさんたち。
全国各地から
うさぎが好きな人たちが遊びに来てくれた。
嘘みたいな信じられないことだった。


どんどん話題になる中で
自分たちの方向性から、はずれてしまい、
くっきーも私も、体調を崩して強制終了。

それからの10年、
私はうさぎさんにまつわる情報を
一切遮断した。
体が全く受け付けなくなった。
精神的な
うさぎアレルギーになったようだった。


くっきーが死んでしまって
どん底まで落ち込み、
ペットロスを体験し、
泣き叫び。

そこから導かれるように、
引っ越しを決め、
もう二度とあんなに悲しい思いはしたくないと
誓ったはずだったのに、
出逢ってしまったみるきーとぽっぷ。


こりゃまた、
うさぎさんと一緒に
何か始まることになるな。
直感でそう思った。


その間も夫は
ひとりでうさぎさんのためのおやつ屋さんを
ネットショップとして始めていたから、
夫婦でうさぎカフェとしての
再始動の道はあっという間に決まった。

カフェをやっていた15年前に、
今のSNSがあったら
もっとあんなことやこんなことができただろうね!!
アイデアは次々とわく。
でももう私はリアル店舗をやりたいとは思わない。

もっと時間も空間も自由に
うさぎさんと一緒に世界を楽しもうって。決めた。

うさぎさんのためのおやつ屋さんという形は、
夫がひとりでも諦めずに続けてくれていた
うさぎカフェ再始動のための第一歩。
このSNS時代、
私たちなりの「かわいい」「おもしろい」を発信して
うさぎさんで世界を癒やしたい。
うさぎさんと一緒に世界をもっと楽しもう!って決めた。

空を見上げたらもうすぐ満月で、
くっきーやうさぎカフェで出逢ったたくさんのうさぎさんたちが
そこから応援してくれているように感じた。


小学校の頃
動物が大っ嫌いなのに
じゃんけんで負けて飼育委員になって、
夏休みも当番で通って、
泣くのをこらえてにわとりとうさぎの世話をしていた私が。

動物園のふれあいコーナーには
絶対に足を踏み入れることがなかった私が。


「うさぎが好き」
という夫に出逢ったことで、
うさぎって家の中で飼えるみたいだよ?
見に行ってみようよ!

ほんの些細な一歩から
ここまで人生が変わることになった。
何が起こるか、
自分でさえ分からない。
この人生もっと楽しもう!
みんなももっと楽しもうよ!って思う。

私は自分のことも、
みんなのことも、応援することに決めた。