趣味で気まぐれならともかく、ネットで講座コミュニティやブログを開設してわりに、「この説明はどうなんだろう……」とモヤモヤするコンテンツに出会うことがあります。
ということで、何様だと思われるかもしれませんが、個人的に教えるときに気を付けたほうが良いと思うことをまとめてみます。
◊ 「点と点」を結ぶための補足を入れる
教えるとき、特も重要なのは「補足」を入れることだと思います。
人はなぜ、初めて見るデザインのボタンでも押せるのか。それは、基礎を理解しているからこそ、応用して柔軟に考えられるからです。
「点と点」の結び方がわからない状態は、知識として「ゼロ」のまま。結び方がわかってはじめて「1以上」になり、応用できるようになります。補足とは、その知識の「繋ぎ方」を教えるようなものです。
算数でいえば、問題の「答え」だけを見せられても、途中式がわからなければ他の問題は解けません。しかし、途中式と解き方を教われば、似たような計算式を自分で解けるようになります。
◊ 「理由」をセットで伝える(全否定のコンボはNG)
「これはダメなやり方、これは良いやり方です」とだけ書かれていても、理由がわからなければ、見よう見まねで終わってしまいます。
これでは、相手に「上達してほしい」「腕を磨いてほしい」と思っている塾や講座としては不親切です。教えるからには、「相手が何がわからないのか」を理解する必要があります。
さらにモヤモヤするのは、理由も言わずに「これは下手くそな例です」「これをやるのは初心者です」と全否定するだけのパターン。これでは、ただ一方的に悪口を言われているのと同じになってしまいます。
理由さえしっかり添えられていれば、相手も「だからダメなのか、じゃあこうすればいいんだな」と納得して、前向きに受け止められると思います。
◊ 自信がないことは堂々と書かない(予防線を張る)
自分の知識に自信がないときは、堂々と書き切らない工夫も必要です。
「あくまで参考程度にしてください」
「あくまで私の知る限りのデータです」
このように書いておくことは、発信者側の予防線になりますし、受け手側が情報を鵜呑みにしてしまう危険性を減らすことにも繋がります。
◊ 「いつの時点のデータか」を書き添える
過去の記事をいつ読んでも安全であるために、時間的な補足があったほうが良いと思います。
特にアプリやツールの世界では、アップデートによって仕様がガラッと変わることがあります。
「現時点(〇〇年〇月)のデータを元にしています」という補足がないと、後から読んだ人に「でたらめを書いている」と思われてしまうリスクがあります。
◊ ひとつの答えを「代表」にしない
答えが複数あることや、人によって意見が分かれることに対して、「これが正しい、他は間違い」と言い切るような書き方は誤解を与えます。
「これは一例です」
「個人の好みによって変えるのもありです」
そんな風に選択肢や多様性を認める補足があったほうが、親切だと思います。
◊ まとめ
相手に「ただ真似をさせる」だけでなく、その先で柔軟に応用できるようになってもらうこと。それが、本当の意味での「教える」ということではないでしょうか。