『ブルータワー』 石田 衣良

ブルータワー
9.11貿易センタービルの崩壊に触発されて書いた作品。
石田さんが初めて取り組んだSFだ。
脳腫瘍に侵され、余命数カ月と宣告された主人公瀬野。
ある日からひどい頭痛とともに未来の世界へトリップするように。
200年後の世界では黄魔といわれるウィルスが猛威っていた。
通称ブルータワーのなかでは暮らす階によって階級が決まっている。
しかも、このタワーにさえ住むことができない
貧しい人々はタワーの外でウィルスの恐怖に怯えて暮らしている。
前評判を全く聞かずに読み始めてしまったため、
何頁か読んだところでやっとSFと気付く。
SFは苦手なんだよねぇ。
しかも生物兵器が出てきてウィルスについての
結構細かい内容が書かれている。
これも専門知識がないので全く理解できずという状態。
それでもその辺の設定にあまり気を取られずに読めば
ストーリー自体は読みやすい。
途中でラストは想像できるんだけど
ま、石田さんの世界を楽しめる作品ではある。
それにしてもお金持ちってやっぱり高い所が好きなのね。
世間を見下ろせるからなのかしら?
あまり高いところに住んでいると良くないっていう
話をきいたことがあるような…。