「登山道をどんどん下りて来た・・・」
クマに遭遇した登山者がその姿を撮影
「1メートル50くらいあったか」
近くの登山道では
東京の78歳女性が顔を引っかかれ軽いけが
SBC信越放送 2024年7月24日(水)
18時22分 配信
信越放送
大町市の登山道で23日、女性がクマに襲われました。
現場周辺の登山道で、別の登山者がクマを目撃し、その姿をカメラに収めていました。
「登山道をどんどん下りて来た…」クマに遭遇した登山者がその姿を撮影
「1メートル50くらいあったか」近くの登山道では
東京の78歳女性が顔を引っかかれ軽いけが
丸山記者:
「登山道の入口では、クマに注意と書かれた看板が設置されています
が、この先で女性がクマに襲われたとみられます」
23日 午後2時前、大町市の爺ヶ岳(じいがたけ)に続く登山道・柏原新道(かしわばらしんどう)で、「女性がクマにひっかかれた」と女性の仲間から通報がありました。
警察と消防によりますと、東京の78歳の女性が顔を10センチほどひっかかれ、ドクターヘリで長野市内の病院に運ばれましたが、軽傷だということです。
大町市によりますと女性は仲間4人で下山していて、登山道の入り口から2~30分ほど入った場所で、成獣とみられるクマに襲われたということです。
同じ登山口に下山してきた男性に話を聞くと ・・・
「きょう私も遭いました」
この男性も同じ登山道を経由した先の、鳴沢岳(なるさわだけ)の頂上手前付近でクマに遭遇していました。
男性:
「登山道をどんどん下りてくるんですよ、だからわれわれもどんどん
下りて ・・・」
同じクマかどうかはわかりませんが、男性はクマを刺激しないように登山道を戻りながら、持っていたカメラで撮影しました。
男性:
「大きいクマですね、月の輪がちゃんと見えたし、のしのし歩いてい
たからな、1メートル50くらいあったでしょうね」
長年登山をしている男性にとっても、初めての経験だったと話します。
男性:
「遭ったのは初めてだね、登山道で」
大町市では、「クマ出没警戒警報」を出し、今後1週間、山に入る際は鈴や笛を鳴らすなどしてほしいと呼びかけています。