灰色の空

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葛城高校の野球部というと、甲子園優勝を続けている名門。
さらには、選手だけではなく、マネージャーまでも素晴らしいらしい。
・・・私には、何が素晴らしいのかこれっぽっちも理解できないけど。むしろ素晴らしいのは監督じゃないのかと、最近思うようになった。
 
 
「結城!」
 
 
「はっ、はいぃっ」
 
 
「ボケてんじゃないよ!
 氷もってきてっ」
 
 
「はい!」
 
 
監督自ら指示を出して動くのだから、やっぱり一番なんじゃないのか。
なんてことを考えながら、私は走った。
 
暑くて、熱い、私の夏が終わりを迎えました。
 
 
そして、何よりも。
大切なものを無くした、最悪な夏でした。
 
 
 
side.斎
 
 
なんだか知らないが、最近俺をつけ回してるストーカーがいる。迷惑といえば迷惑だが、せっかくだから待ち伏せをしてみた。
 
案の定、学校の女だった。
どこにでもいそうな、普通の。
 
 
「最近俺をつけまわしてたのはお前だよな?なにが欲しいんだ?」
 
「知ってたんですか・・・バレてたんですか・・・あぁ、もうっ」
 
女は怒りだした。なんだこいつ?ほんとわけわかんねぇ・・・
 
「だからなにが「君は・・・斎君は、女の子をなんだと思ってるんですか?」
 
遮られた。ますます意味わかんねぇ。なんだと思うって、そりゃ
 
「女」
 
「そうですか・・・・・・って、あたりまえじゃないですか!頭大丈夫ですか!?」
 
お前に言われたくないわ!・・・というのはおさえて。
 
「かっこいいやつに群がる屑」
 
 
・・・・・・・・・・・・
 
「ひどっ・・・あ、素直に答えてくださってありがとうございました。」
 
あっさり帰っていった。
いったいなにがしたかったんだ。