幸せの選び方~結婚・離婚~ -8ページ目

幸せの選び方~結婚・離婚~

結婚式一週間前に発覚した夫の借金。



それを肩代わりした私。



借金返済に向けて頑張る結婚生活…



そして離婚…



新たな一歩を踏出した私の今。

色々悩む間に結婚式当日がやってきてしまった…。

結婚式当日はみんなどんな気持ちで迎えるのだろう?

私の心の中は複雑で嬉しい気持ちなんてほとんどなかった。

この先の不安しかなかった。

雛人形のごとく飾られ、無理矢理笑顔を作くった。

親友が私に手紙を読んでくれた。
幸せになって欲しいという手紙に、感動というよりは、申し訳ない思いで涙が溢れた。

式も終盤にさしかかり花束贈呈。
たっての母の希望で手紙は読まなかった。
笑顔で送りだしたいからというのが私の母らしい。
この時サプライズで新郎の母から手紙の朗読がはじまったのだが、私の心には、何も響かず感動や感謝の気持ちすらもてなかった。

ただ時間だけが、アッという間に過ぎていった。

終始、ごきげんな夫をみていたらイライラした。

私の気もしらないでと…。

結婚式のDVDやアルバムを作ったが、その時の気持ちがフラッシュバックするので、あまり観たくない。

結婚式の一週間後、支払いの日が来た。

費用は全てかかった費用を来た人数で割り、各家で来た人の分を払った。
借金のことを責めるばかりで、ナゼ借金が膨らんだのかを聞いてないことに気付いた。

翌日少し冷静になれていたので、理由を聞いてみた。

彼の家は自営業で、お店をしている、彼の父親が社長で家族はその会社で働いている。
その他にも社員やパートをかかえ、この辺では名のある会社だ。

必然的に彼は学校を卒業してから家の手伝いをしていた。
彼が学生の頃までは景気はよかったものの、ライバル店の出現などでは経営は少しずつ低迷。
そんな時期に、新しい店を関東に出さないかといってA氏という不動産を扱っている人物が現れた。

会社側は、A氏の話にすっかり騙された。
良い話がきたと、その人の言うがまま、彼を上京させることにした。

上京したものの、彼はA氏の仕事を手伝わされるだけで、なかなか出店の話はすすまず、いつも適当に誤魔化され1年が過ぎた。
その間、彼はA氏から給料も受け取らず働かされるだけ働かされた。
そして、ある日A氏は逃げた。
彼の会社が投資した金も、彼が貸した金も全部持って。

彼いわく、その頃に作った借金だと言う。

帰郷してからも、実家の仕事を手伝うが、会社も社員を食べさせるのが精一杯。
家族は後回し。

彼は給料をもらうことなく手伝った。

当然、給料はないのでスロットに行き勝ったお金で返済してたそうだ。

本当かはわからないが彼が話してくれた全てだ。

彼の親も借金があることは知ってるみたいだが、自分達が精一杯で黙認状態。

そういえば、結納金ももらえなかった。

会社が大変だとは知ってたけど、その位は貯金してあると思っていた。

カタチばかりの結納だった。

うちの親は、結納金もないなんて会社は大丈夫なのかと心配していた。

私は彼が好きだったから、少し変だとは思いながらも過ぎていった一日を覚えている。

もっと早く気付こうと思えば気付けたはずなのに…。

好きという気持ちのオブラートに包まれて、何も見えてなかった。
結婚式の直前にこんなことを知る意味は何かあるんだ、私試されてる。そう思った。
彼と冷静に話そうと思ったがやっぱり無理だった…。

彼の顔をみるだけで怒りが込み上げてきた
ゆかり『借金あるでしょ?』

彼『何で?誰に聞いたの?』

彼の部屋でカードを発見したとこから全てを話した。

彼は、プライベートを勝手にのぞかれたことに対して物凄く怒っていた!!

でも、それ以上に私の方の怒りが爆発!!

彼の上に馬乗りになり

『結婚式一週間前に、こんな事態が発覚して今逃げるわけにもいかない私のことを考えろ!今までダマシやがってと』

暴言吐きながら首を絞めてしまった。

彼が堕ちそうになったところで、我にかえり力を弛めた。

苦しさでムセる彼をみながら、ワンワン大声で泣いてしまった。

彼『返済に迷惑はかけないよ…そのつもりで内緒にしてた。』

ちゃんと返済出来ないから膨らんだであろう借金なのに…
その場しのぎの言葉にもう騙されない。

ゆかり『どうやって4社もあるのに返していくつもりなの?返済計画ちゃんと話してよ』

彼『どうにかする』


適当なことしか言わない彼に、呆れて何も言えなかった。
沈黙は続き、彼は部屋を出ていった。

その夜は全く眠れなかった。

今まで彼の本性を見抜けなかった私が悪いのか?
今、もし結婚をやめればどうなるか色んなことが頭を駆け巡り変になりそうだった。

初めまして、25歳、ゆかりと申します。

結婚して三ヶ月がたとうとしています。

夫の借金が発覚したのは結婚式の1週間前でした。

実家の夫の部屋で何気無く見付けたカード、それは、明らかに消費者金融のカードでした。

昔の彼も、お金にルーズで同じ事があった私は、ビックリするより、またか…。
という感じで、その金額を調べるべく、某消費者金融のホムペにアクセス。
カードの番号を入力。
そして、暗証番号。
キタ!ここが難関!

適当に彼が使いそうな番号を入力。

『ポチッ』

あっけなく開いてしまった番号は単純なものでした。

(おい、もっとわからない番号にしとけよ)
そして出た金額は54万。

あぁ…。

でも、このカード1枚なんて有り得ない!
こういう場合、多重債務者になってるはず。
そして彼のカード入れを物色!
でてきた、でてきた、2枚目、3枚目、4枚目…。
こんな状況で冷静な私に自分でも驚きながら、同じ要領で、全てあらいだしました!

合計260万。

この時点で、取り合えず一服。
煙草に火をつける手が怒りで振るえてました。

さぁどうやって、彼と話をしょう…。

その夜、彼を私の家に呼びだしました。

続く