鉦叩き（鐘叩きとも）

鉦叩き

夕刻になると、待ちかねた様子の植物達に水を与える一時。

シャワーで水遣りをする瞬間がとても好き。　

人間は喉が渇けば自分で給水するのは容易な事なのだけれど、植物さん達にはあいにくその手立ては自然の恵みを待つか、人間さまの都合による施しを受ける位しかない。

時折、帰宅時間がズレて水遣りが遅くなり草臥れて俯いてしまってる時がある。

そんな時は「ごめんね…」って謝りながらの時があるが夏場は特に水遣りのタイミングに心が焦る。

暫くすると嬉しそうにシャンとするのが分かるとこちらも嬉しくなる時なのです。

秋口になると、そんな時決まってﾊﾟｯと飛び出てくるバッタが数匹、草むらの中にもう一つの世界がある事を教えてくれる。

辺りが暗くなってしまった頃にはあちこちから虫の声が今ぞとばかりに一斉に鳴きだす。

緑をかき分けて、姿を探せばピタリと泣きやみ、影さえみせない。

そのくせ、人が立ち去るのを待ちかね、またもや、いい声を奏しだす。

つい先だって鉦叩き（ｶﾈﾀﾀｷ）の事を

虚舟斎先生とのお話の中で教えて頂いて、名前だけはなんとなくですが、覚えていた秋の虫です。

この頃からです鉦叩きが好きになったのは。

虚舟斎先生はブログを通じていつもいつも素敵なエールを送って頂いた書道の先生です。

奥さまの癌闘病がきっかけでブログに参加されるようになり日々を綴ってられました。

ご自身のお母さまとの心温まる想い出のお話に幾度も感涙しました。

今の私は母の思い出を自分に言い聞かせるように感謝を忘れないようにと綴る人になりました。

あの頃は未だ母はバリ元気でした。

何でも「ﾁﾝﾁﾝﾁﾝ」とか｢ｶﾝｶﾝｶﾝ」とか鳴くのだそうで、かすかに鉦を叩いているように鳴く、ちいこぃ虫なのです。

都会では滅多にお目にはかかれないとか、そうなるとですねどんな虫なのか、興味深々で調べだすＵｓａｇｉです。

コオロギの一種だそうです。

★ しかしこの頃はあちこちで鉦叩きが鳴くのを聴く。

見つけました～ここです。

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冒頭の鉦叩きの画像はこちらのお借りしています。

人恋しそうに、ﾁﾝﾁﾝﾁﾝと鳴いています。　　　　　　　

虫たちは平和です。

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（色んな虫の声が聴けます）　　　

★後編に続きます　

一日の福

半紙が生成りなので撮るとどうしても暗くなります。

「一日の清閑、一日の福」

（いちじつのせいかん、いちじつのふく）は、禅語で、「俗事から解き放たれて、静かな場所に身を置き、一日心穏やかに過ごす。」と言う意。

前編 虫の声に！

前編虫の声に！