私は201〇年の新卒就活で、100社以上不採用になり、やっと決まったIT業界の下請け企業に就職しました。
大学4年の6月は、続々と周りが内定が決まっていく中、焦りと絶望にさいなまれていたので、もし内定がもらえていない就活生の方がいたら、多少なりとも寄り添える自信があります。
毎日ではないですが、たまに就活の反省でも書いていこうと思います。
まず、就活の一番の失敗は「本当に就職するしか進路はないのか、深く人生設計を考えられなかった」ことです。
そもそも集団行動が不向きな時点で、新卒一括採用のレールに乗ろうとしたのがそもそも間違っていました。
大学はテストの点数でしか判断されないけれど、就活は企業が自分を社員として受け入れるか判断するもの。
コミュニケーション能力・たたずまいとかを含め、あらゆる要素を他の就活生と比較されます。
そのため、挙動不審・面接官と目を合わせられないほどの人見知り・緊張で声が小さくどもる・本気でその企業に入りたい情熱がない…こんだけマイナス要素があったら、それは採用に結びつかない訳です。
そんな私がなぜ就職にこだわったかというと、大学の就活セミナーで「どんな企業でもよいから正社員になれ」という無責任な登壇者の話を鵜呑みにしてしまったから。
自分の人生がかかっているわけだから、どんな企業でもよいわけがない。
正社員がすべてでもない。
今の自分なら、ポジショントークには騙されない。
今となってはもう手遅れのことで、悔やんでも取り戻せない就活の失敗だけど、今の就活生には後悔して欲しくない。
さて、もう一度就活をするとしたら「業界・企業についてできる限り調べて、ここでなら働けそうと思った企業しか受けない」スタンスを徹底すると思う。
選考を受けるのが月1~2社でも構わない。
予定をパンパンに詰めて、就活の選考に挑んでも疲れるだけだし、働きたいという強い気持ちがないと企業の担当者は「内定」を絶対に出さない。
私の就活は、何かの強迫観念にとらわれたみたいに選考を受けるだけ受けて、中途半端な取り組みだった。
もし就活に失敗してもフリーランスになればよいんだから、正社員しか道はないと思わないで、行きたいと思えた企業だけにこだわって選考を受けて欲しい。
「大学卒業したら正社員になる人生がすべてじゃない」・・・これが当時の就活を受けていた自分に言いたいこと。