蛙の寿命は と ふと 思った
人生は短く
術のみち長い
機会は逸し易く
試みは失敗すること多く
判断は難しい
積み重ねてきた 経験値と科学が融合し始めた 卯月
呪術の呪縛を完全に絶ち切った 妻と
高い青を清々しく 見上げられている
親の愛情を
注いでくれる日が
いつか 来るだどうと 待った 半世紀
もうすぐ 費えるだろう
大きな非を背負う 小さい火が消えるだろう
血痰の赤さに
戸惑った日もあったが
入退院の繰り返しだった 五年間
傍らにいてくれた人の為に
残っているだろう人生を捧げる
是 我の哲学