教育施設や障がい者施設などへのうさぎの譲渡について | ふじみ野うさぎハウス|保護うさぎとグッズのお店

ふじみ野うさぎハウス|保護うさぎとグッズのお店

埼玉県ふじみ野市にてうさぎさんの保護活動をしています。このブログでは日々のお世話の様子やうさぎさんの情報をお伝えしていきます。

ふじみ野うさぎハウス代表の新井です!

 

今回は教育施設や障がい者施設などでのうさぎの飼育と譲渡について、ふじみ野うさぎハウスの考え方をお伝えしたく、ブログを書かせていただきました。

 

ふじみ野うさぎハウスは施設での飼育を応援しています

 

ふじみ野うさぎハウスでは、幼稚園や学校などの教育施設、障害者施設や老人ホームなどの介護施設等での教育やアニマルセラピーを目的としたうさぎなどの動物飼育を、とても重要な社会福祉活動だと考えています。

 

そのため、そのような施設から保護うさぎを引き取りたいとご希望頂いた場合には、室内飼育とペット保険への加入を条件にふじみ野うさぎハウスから譲渡しています。

 

数は少ないものの、これまでに幼稚園へ1匹、老人介護施設へ1匹を譲渡させていただきました。

今後も、ご希望があれば積極的に譲渡していく予定です。

 

施設での飼育に対する懸念の声


しかし、施設等への譲渡に対して

  • うさぎにとってストレスの多い環境なのではないか?
  • 適切に飼育されないのではないか?
  • 子供がうさぎを傷つけてしまうのではないか?


などの懸念を示される方も多くいらっしゃいます。
学校飼育などで適切な飼育がなされていないケースが多々あり、施設での飼育はするべきではないという意見が多くなって来ています。

 

 

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/94565.html

 

 

ふじみ野うさぎハウスの対応

不適切な飼育のほぼ全ては、飼育に対する知識不足が原因です。
 
不適切な飼育をしていた学校でも、うさぎを虐めたい、不幸にさせたいという気持ちはまったく無かったはずです。それでも不適切な状態になってしまうのは、うさぎという動物に対する知識が無かった事が原因でしょう。
 
ふじみ野うさぎハウスでは
  • ラビットフードとチモシーによる飼育
  • 室内飼育
  • 繁殖防止(1羽のみでの飼育、複数飼育の場合は去勢避妊を行う)
  • 不調時には速やかに動物病院で診察
この4点が出来ていれば、十分適正な飼育だと考えています。
そのためのサポートとして
  • 室内飼育の約束
  • ケージとキャリーケースのプレゼント
  • うさぎの飼育本のプレゼント
  • 譲渡時にペット保険へ加入義務づけ
をしています。
このサポートは施設へ譲渡するときだけではなく、個人の方にも同様に行っています。
 
  • 幼稚園や学校の子供がうさぎを傷つけてしまうかもしれない
  • 子供の騒ぎ声がうさぎに対してストレスになるかもしれない
  • 職員が忙しくなったら放置されてしまうかもしれない
このような懸念の声も頂きました。
しかし、この懸念は個人への譲渡でも同じようにリスクがあります。
 
程度問題ではありますが、ふじみ野うさぎハウスはある程度の適切な飼育が望める環境であるなら、積極的に譲渡するべきだと考えています。
なぜなら、譲渡が進まなければ、より深刻な状況にあるうさぎさんの保護受入をすることが出来ないからです。
 
屋外で遺棄されている子、満足なエサが与えられていない多頭飼育崩壊の子、飼い主の関心がなくなり放置されている子。このような深刻な状況にあるうさぎたちを保護し続けていくために。
 
ふじみ野うさぎハウスはうさぎとひとの幸せを大きくしていくためにこれからも活動を続けていきます。
 
どうぞよろしくお願い致します!