自分はもう治ったと勘違いしていたようだ。
勝手に薬を飲むのを辞めて2ヶ月半。
私は冷静さを失っていた。
アルバイト先での叱責をきっかけに自律神経がうまく働かなくなり、適応障害が再燃してしまった。
私は怒られる事に慣れていない。
幼い頃から怒られないように生活してきたから対処法がわからないのだ。
今回の原因は自分で作ってしまったので自責の念と後悔自己嫌悪がひどく
不安感、動悸、吐き気、手足の痺れ、冷や汗、不眠が続き
どうにも自分で自分をコントールすることは不可能だと判断した。
最悪の状況と自分で病院へ行けるうちに手を打たねば
これ以上は我慢の限界だった。
残っていたメンタルのリニックの薬を服用して何とか落ち着こうとした。
バイトを辞めて行くはずだった次の職場への就職試験も諦め
一旦休養し冷静になって、自分のこれからの働き方を考えることにした。
薬の服用をやめたりしなければ
安定した毎日を送りながら無難な職場に就職でき
適応障害が再燃することもなかったかもしれないと後悔をしていた。
変に条件の良い職場からもう一度来ないかなどと誘われた事に気を良くして
冷静さを完全に失っていた。
メンタルクリニックの薬を飲んでるから雇えないなんて言われた会社などさっさと諦めてしまえば良かった。
薬を飲むのを辞めたら雇ってもらえるなんで考えなければ良かった。
とても後悔した。
適応障害の再燃で沢山の事を後悔したが
アルバイトを辞められた事は後悔していない。
私の人生で一週間で辞めたアルバイトは初めてだった。
事情があってお願いして辞めさせてほしいと話したのに、
私がどこでも同様なことをしているかのように言った事は決して許さない。
むしろ今回このような形ではあったが、
このアルバイトをやめることができたのは
不幸中の幸だったかもしれない。
働いている人に話を聞いた所かなり人の出入りは激しいようで長く勤めている人は少ないようだった。
1日も来なかった人も沢山いる。
1日だけ来て辞めて行った人も沢山いる。
そう聞いたのに
一週間で辞めたいと言った人が私だけだと言われた。
おかしな話ではないか?
自分たちを清廉潔白の企業だと主張し、
私を常識のない人間だと批判する説教はそこで必要か?
ひょっとしてこれは今まで同様に辞めて行った人に対する怒りをぶつけられたのかもしれないと思うと怒りの気持ちが湧いた。
言い返してやりたいことは沢山あったけれど
火に油を注ぐだけだから言われっぱなしで悔しかったけれど
これで良かったのだ。
辛い日々が続いたけれど立ち止まることができて本当に良かった。
こんな結果になったけれどそれでも私は運が良かったと思いたい。