結束の(一見)固そうな村人たちVS美しい&可愛らしいよそ者さんのお話
根っからの悪人はほぼ出てきません
ただ どうしようもない人間はいましたけど…苦笑
主演の女優さんが見目麗しくて演技も魅力的
フランスを舞台にしているのに英語が飛び交うのはどうしても違和感ありますが
(何でもそうですよね…英語圏では無い欧州のものでも英語だったり 中国が舞台なのに韓国語だったり)
製作国を見ればそれもやむ無し
見終わった後には心が温かくなる作品でした
そうそう!いつもの特殊メイクではないそのままのジョニデのイケメンっぷりにも注目です
東野圭吾氏原作・間宮さん出演ということで興味がわき鑑賞を決定
冒頭からの登場人物それぞれの俯瞰的なカメラワークに関心をグッと持っていかれましたがその後はほぼ予定調和
ミステリーの謎解きをするというよりはメンバーの心理を読みながら観ていくと面白い作品だと思います
終盤は少し間延びした感が否めなく…
ラストの反転シーンでようやく締まったと思いました
やはり間宮さんの繊細で微妙な表情の作り方が上手いです
一言でいうといい映画でした
過度な期待をせずに観始めたのに先がどんどん気になり二時間が少しも長いと思わず 何ならもう少し長く観ていたいほどでした
デンマーク製であるこちらは劇中の言語がしっかり母国語で良かったです
海辺の村で慎ましく暮らす人々と訳あって他所からやって来た人々とのヒューマンドラマであり プラス大人の清廉なラブロマンスでもありました
後半で強く印象に残ったのは
・私たちのいただく食事は他の命の犠牲のもとに成り立っているという事
その現実をまざまざと見せ付けられる場面がいくつもありました
そして
・食は人の幸せの第一歩であるということ
食事を始める前はあんなに固かった表情の人々が美味しい食事を口に運ぶにつれ先ほどとは別の人間じゃないのかと空目するくらいに相好が崩れて来るわ来るわ 笑
役者さんたちの演技が上手いです
何年かしたらまた観てみたい そんな作品でした
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喫茶店なのですがお料理にも力を入れているようでホワイトソース一つ取ってもしっかり自家製を出されています
それにしても…
なぜにひと様の作ってくれるごはんはこんなにありがたくて美味しいのでしょうね
それだけでもう既に"ごちそう"です
読書といえば 中勘助氏の"銀の匙" もうすぐ読了です
こちらはお初ですが情景描写が素晴らしい小説で感動しています
"今のこれはこんな感じかな?"
と脳内が想像力でいっぱいになります
さすが あの夏目漱石氏に
"きれいだ、描写が細かく、独創がある"
と称賛された(裏表紙より引用)だけある作品だと納得しました
ただね
特にこういうスタンダード物を読む時は見知らぬ語句が次から次へと登場するのでその度に辞書を開いては調べ 場合によってはメモに書き留め…(アナログ)
なんて悠長な事をせざるを得なくて なかなかスピードアップが出来ません
そうでなくても近年 本を読むスピードが落ちてきているというのに 苦笑
他の現代物を読む時もしかりですが これくらいの歳まで生きてきてまだまだ知らない事だらけなんだなと改めて気付かされます
人は旅立つその時までが勉強だと
嬉しいような 背筋がピッと伸びるような心持ちがします
さて
次は何を読むとしましょうか
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"You Must Be An Angel" ユーリズミックス
(vevoより動画お借りしました)
ここ2~3日ユーリズミックスを引っ張り出して聴いています
80's洋楽がお好きならご存知の方も多いのでは?
アニー・レノックスの懐の深い包み込むようなボーカルスタイルやソウル要素のある音が魅力的です
当時はシンセポップ・ロックの類いは前衛的な感じでしたが今はスタンダードですらあるというね
時代は変わりましたね^^
毎日寒いです
良くない流行りもの(苦笑)もたくさんあるようです
身体 大切にしましょうね
本日もお運びありがとうございました
それではまた・。・。★