俳句を作ったことはある?

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もちろん、あります。
大学で賞もらったことあります(^-^)v


拙句はともかくとして、今日のブログでは私の好きな俳句をいくつかご紹介したいと思います。

破調の俳句も魅力ありますが、私はやはり定型の俳句が好き。
五七五の十七音、季語を必ず入れる制約の中で、いかに表現出来るか…が面白くて( ・∇・)
たった十七音なのに、広大な世界観が広がるタイプの句が好きです。


例えば…

芋の露 連山影を 正しうす

大正時代の俳人、飯田蛇笏の傑作です。 
山梨県に住み、自然の情景を印象的に切り取った素晴らしい俳句を多数残しています。

季語は「芋の露」もしくは「露」で、季節は秋。
里芋の葉は水を弾くので、朝露が玉となって、宝石のようにキラキラと。

(写真、お借りしました、)

そんな爽やかな秋の朝。
ふと視点を上げると、南アルプスの山々が威儀を正した佇まいでくっきり見えている。

冴えた朝の空気、秋の澄んだ空、水晶のように輝く露、くっきりと浮かぶ山々の荘厳さ。
今日のような暑い日に読むと、心の中に爽やかな風が吹く気分がします。
壮大で爽快な一句です( ・∇・)




万緑の 中や吾子の歯 生え初むる

昭和の俳人、中村草田男の有名な一句。
季語は「万緑」ですが、この季語は中村草田男氏がこの句で初めて用いた創作季語です。

この季語が良いですよね(^o^)
赤ちゃんのことを「みどりご」とも呼びますから、その連想もありますが、かといって「新緑」ではダメ。
赤ちゃんの歯が生えた、その確かな成長を喜び、力強い生命力を寿ぐには「万緑」ほどふさわしい季語はないでしょう。
我が子への父親の無上の愛、読むたびに心を打ちます。




好きな俳句はいくらでもありますが、きりがないのであと一句にしましょう。
だとしたら、俳聖松尾芭蕉の句かしら。

松尾芭蕉の時代は、正確に言うと「俳句」ではなく「俳諧」。
「俳句」は明治になって正岡子規が提唱したものです。
なので、「俳句の日」に俳諧は本当は違いますが、俳句史を語るのはまたの機会にしましょう。

数ある芭蕉の句の中で、お気に入りは

行春(ゆくはる)を 近江の人と おしみける

春の名残を近江の人と一緒に惜しんだ…という、一見単純な句ですが、これはどうしても「近江の人」でないといけないのです。
相模の人でも難波の人でも大和の人でも「近江の人」ほど世界が広がりません。

近江、今の滋賀県には琵琶湖があり、春には湖水が朦朧として霞がかかり、これぞ「日本の春」という景色。

さらに「あすよりは 志賀の花園 まれにだに 誰かは訪はん 花のふるさと」という、「新古今和歌集」にある藤原良經の歌を踏まえています。
和歌の「本歌取り」という技術に近い技法です。
本歌取りとは、キーワードや関連ワードを用いて、ネタ元の和歌を想起させるテクニック。
「新古今和歌集」で盛んに用いられました。
三十一音、あるいは十七音といった短い詩形の中に、いろんな情景を豊かに詰め込める裏ワザです。
この裏ワザは文化の共通理解を前提に成り立っていふので、ペダンティックなきらいもありますが(^_^;)

俳諧は連歌から派生したもの。
連歌では本歌取りは頻繁に用いられていた技法なので、俳諧にも組み入れられています。

テクニカルな「新古今和歌集」を嫌い万葉集調を復活させた正岡子規は、俳句にも、もちろん本歌取り的な趣向が入ることを嫌いました。
目の前にある光景を切り取ることが近代俳句の主眼ですので。

でも、私は芭蕉のこの句に魅力を感じます。
「近江」という地名に寄せる日本人のイメージ、「おうみ」という音韻の柔らかさ。 
芭蕉はやはり天才だなぁ。
この句を思うと「私は豊かな文学性の国に生まれたんだなぁ」と嬉しくなります(´∀`)


好きな俳句はまだあるし、短歌も、詩も、漢詩も、語りたいことが次々出てきます。
書き出すと止まらない文学談義。
また、お付き合いくださいね( ´ ▽ ` )ノ



ついつい長くなってしまったので、ゴヱモンに〆てもらいましょう。

「ウサギ情報が少ないブログだよね。」


あ、そんなこと言うなら、ゴヱモンの悪い子ぶりを皆さんにも教えちゃうぞ( ̄Д ̄)ノ!


ゴヱモン、元気で元気で…

元気なのは一番良いのですが、一昨日くらいから探検家モードで。

夜中にフェンスに体当たりして外して、入っちゃいけないゾーンにバンバン侵入してるんです(๑•ૅㅁ•๑)

ダーン!ダーン!という物音で目が覚め、ゴヱモンを捕まえてフェンスを直すのですが、見ている前でまだバリケード破壊を企てるんです。

なんなんでしょ、このテンション?


今日、帰宅したら、フェイスが外されてましたΣ('◉⌓◉’)

ゴヱモンはちゃんとしたエリアにいたけど…

完全に開け方を覚えてしまったようでふ。


何か手立てを考えないと、ゴヱモンが我が家の秘密の深部(要は片付いてない場所)に到達してしまう…

困ったヤツです。

可愛いから許すけど(´ω`)


ただ、最近のゴヱモンはコードを齧らなくなったのだけは良かったです。

ホリホリはしますが、あまり物を齧ったりはしません。

だからといって…

安心出来るほどウサギは聞き分けが良くないのです( ´△`)