実家(=会社)の庭で、飛べないアゲハチョウを保護したのか一昨日のこと。
脱脂綿から蜜が吸えるようになり、飼育可能とわかったので、昨日「すみちゃん」と名前を付けました。
後翅の尾状突起を欠いていて、飛ぶことが出来ないのですが、かなり活発に動くことが出来ます。
今朝もすみちゃんに会うのを楽しみに出社したのですが…
いないΣ('◉⌓◉’)!
すみちゃんは段ボール箱の中に鉢植えの草花と蜜を染み込ませた脱脂綿を入れて飼っていました。
かなり大きな段ボール箱です。
昼間は外気に当ててあげたいので庭先に出していたのですが、夜は段ボール箱ごと室内に入れておきました。
昨日の夜もそうしておきました。
部屋は会議室で、ほぼ密室です。
ここなら大丈夫だと思う思っていたのですが…
でも、心配はしていたのです。
すみちゃんは段ボール箱をよじ登ることが出来るので。
何回か、脱出しそうになったことがありました。
とはいえ、日がくれると蝶は動かなくなるので、大丈夫だと思ったのです。
段ボール箱から抜け出たとしても、部屋からは出られないと思い、探し回りました。
小ぶりのアゲハチョウですから、隅っこに入り込んだらなかなか見つかりません。
羽を畳んだら紙切れくらいの薄さですから。
家具をどけたり、大掃除レベルで何度も探しました。
そしたら、
羽のカケラが見つかりましたΣ(゚д゚lll)
バタバタして羽に傷がついてしまったのでは、だとしたら、そんなに遠くには行ってないはず…と、さらに探すと、もっと細かい羽のカケラがいくつか落ちていました。
これはどういうことだろう…
考えついた答えは、すみちゃんは何ものかに喰われたのだ、ということ(ノ_<)
この家には「鬼」が棲んでいたのです。
「鬼」の正体はアシダカグモかヤモリだなぁ。
私の勘ではヤモリだと思います。
クモは羽を粉々にするような食べ方はしません。
体液を吸って食べるので。
それに対して、ヤモリはバリバリと虫を食べます。
この羽の散らばり方は、ヤモリであろうと推測されます。
すみちゃんは、早朝、明るくなって活動を初め、段ボール箱を抜け出てしまったのでしょう。
でも飛べなくて、床をジタバタしてるところをヤモリに見たかったんだと思います。
朝が危険だと思わなかった私の油断でした(T-T)
段ボール箱に蓋をしておけば良かった。
我が家に連れ帰れば良かった。
古い日本家屋の実家には、小さな捕食者がたくさんいることを忘れていました。
でも、私はアシダカグモも好きだし、ヤモリは大好きです。
捕食動物は何かを捕まえて喰わなければ生きていけないのですから、仕方ないことです。
すみちゃんを喰らったヤモリを恨みません。
ただ、配慮が及ばなかった自分が恨めしいばかりです(T ^ T)
飛べないアゲハチョウは何回か飼ったことがあるからと慢心しました。
反省しかありません。
すみちゃんもおとなしく過ごしていれば、ヤモリに見つからないで済んだのに。
でも、それはすみちゃんが選んだこと。
厳しい自然の営みの中で、すみちゃんは誤った選択をして、運が尽きてしまったのですね。
それに、すみちゃんの命が腹ペコヤモリのあなたを繋いだかもしれない。
それが自然の摂理ですよね。
多分「犯人」。
でも、この子も可愛いのです。
憎むことは出来ません(´-ω-`)
虫を飼うのはなかなか難しいです。
なるべく自然のままにしてあげたいので、なおさらリスクもあります。
すみちゃんのことは、悲しいし、悔しいし、寂しいけど仕方ないのです(◞‸◟)
悲しい気持ちや寂しい気持ちはゴヱモンに慰めてもらいましょう。
可愛いね、ゴヱモン。
ゴヱモンがいてくれるから、すみちゃんの悲劇も乗り越えたられるよ。
小さな生き物が命を全うするのは難しいですね(´ω`)
ウサギのことだって経験を積んでようやく少しわかってきたのに、哺乳類でない生き物は自分と違いすぎて行動の推察が出来なくて。
しかしながら、すみちゃんの悲劇から学んだことは役立たなくてはいけません。
すみちゃんの為にも、次回同じシチュエーションで蝶を保護したら、もっと配慮できるよう頑張ります。