移住するなら暑い国?寒い国?
▼本日限定!ブログスタンプ
内部も重厚で美しく、展示も素晴らしいです。
その展示物の一つに、ハワイ王朝の王様が即位の際に着るマントがありました。
目が覚めるほど鮮やかな黄色いマント。
それは小鳥の黄色い胸元の羽根で出来ています。
小さな羽根で、それを何千枚も使って作られています。
胸の黄色い鳥はハワイの固有種。
メジロくらいの小さな鳥なので、このマントを作るためには何百羽も必要でしょう。
たくさんの鳥が捕えられて羽を毟られたのかと思ったら…
想像もつかない方法で集めた羽根でした(´⊙ω⊙`)
この黄色い羽は、専門の職人が集めていました。
その職人はトリモチの付いた長い竿や手に、森を分け行って黄色い胸元の鳥を探します。
見つけたらトリモチで捕まえ、胸元の黄色い羽を1枚だけ抜き取ります。
そして、丁寧に森に放ってやるのです。
たくさんいる鳥ではないので、一枚しか羽を抜かなかったら、マント完成までどれほど時間がかかるでしょう。
なので、王様が即位すると、すぐ次の王様の為に羽集めをしないと間に合いません。
この話、前にも書いたことがありますが、私はこのマントのエピソードを知って、ハワイの文化がいっぺんに好きになりました( ・∇・)
王様のためでも、小鳥への負担は最小限にする配慮。
途方もない手間と時間をかけて、自然と共存するハワイの文化に心を鷲掴みにされてしまいました(*≧∀≦*)
毛皮や羽毛、脂を得るために動物を大量虐殺してきた欧米人とは、なんたる違いでしょう。
私は「人間が利用するために神が動物を作った」とするキリスト教を憎んでいます。
「動物は脳が小さいから精神を持たない」と考えるデカルトの哲学を憎んでいます。
奴等が地球をこんなにしたんだと、温暖化も異常気象も、元を糺せば自然に敬意を払わない欧米人がもたらしたことだと思っています。
もし、欧米人がハワイの先住民族のような心を持っていたならば、こんなに異様に暑い地球にならなかったと思います。
自然を敬い、自然とともに生きた文化に触れることが出来る…私にとって、それがハワイの最大の魅力です。
でも、あんな暑い環境はウサギには酷だね( ´△`)
「ボク、暑いのも寒いのもキライ!」
ゴヱモンのためには日本が一番だね。
冷暖房は必須ですけど。