移住するなら暑い国?寒い国?

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夏は「暑いより、寒いほうが耐えられる」と思いましたが、冬になってみれば寒いのもイヤですね(◞‸◟)
まぁ、横浜の気温程度では寒くて耐えられないほどではありませんが。

暑い国か寒い国かと問われても、どちらもイヤですね。
30度以上の気温が続くのもイヤだし、マイナス20度とかも辛い(ノ_<)

暑からず寒からず、涼しい気候が1番ですね。
日本の秋くらいの。


でも、快不快に影響が大きいのは、気温より湿度かもしれません。
ハワイは気温が高いけど湿度が低いので、カラッとしていて快適なんですよね。

ハワイには数回行きましたが、初めて行った時が異常気象でした。
雨続きで湿度が異様に高く、ベタベタしてものすごく暑苦しかったんです(><)
どうしてみんなこんな場所をありがたがるのか、全然わかりませんでした。
ハワイが嫌いになりました。

嫌いになっても、仕事で行かなくてはなりません。
でも、その次からは「いつもの」ハワイで、気温は高くても湿度は低く、快適でした。
なるほど、みんながハワイ♡ハワイ♡と言うのはこんな気候だからなのか…と得心しました。


今日は「ハワイ移民出発の日」なんですね。
常夏のリゾート、憧れのハワイ。
でも、日本から移民として渡った人々の暮らしは、そんなに甘いものではなかったのですよね。
何回かハワイに訪れ、日本でも博物館で移民関係の展示を見て、私なりに勉強しました。
先人の苦労をちゃんと理解して、ハワイを訪れたいと思って。


私はハワイが好きです。
でも、アメリカ人が作ったリゾートアイランドにはそんなに愛着がありません。 
泥に塗れて、汗水流して、時には涙を流して、ハワイに自分達の生活基盤を築いた日本からの移民の方々には敬意を表しますが。

しかし、私が心惹かれるのは、日本からの移民が訪れる前の、アメリカ人すら到達していなかった頃のハワイです。
ハワイ王朝時代です。


ハワイに…といっても、ほとんどホノルルにしかいないのですが(^^;
他の人達がショッピングに全精力を傾けている間、私は一回は博物館や資料館などに行くようにしています。
ホノルルだけでも素晴らしい博物館がいくつもあります。

なかでもビショップ博物館は、ハワイの先住民族の生活が詳しくわかってオススメです。
建物も庭も美しい博物館なんですよ。

内部も重厚で美しく、展示も素晴らしいです。



その展示物の一つに、ハワイ王朝の王様が即位の際に着るマントがありました。

目が覚めるほど鮮やかな黄色いマント。

それは小鳥の黄色い胸元の羽根で出来ています。

小さな羽根で、それを何千枚も使って作られています。


胸の黄色い鳥はハワイの固有種。

メジロくらいの小さな鳥なので、このマントを作るためには何百羽も必要でしょう。

たくさんの鳥が捕えられて羽を毟られたのかと思ったら…


想像もつかない方法で集めた羽根でした(´⊙ω⊙`)


この黄色い羽は、専門の職人が集めていました。

その職人はトリモチの付いた長い竿や手に、森を分け行って黄色い胸元の鳥を探します。

見つけたらトリモチで捕まえ、胸元の黄色い羽を1枚だけ抜き取ります。

そして、丁寧に森に放ってやるのです。


たくさんいる鳥ではないので、一枚しか羽を抜かなかったら、マント完成までどれほど時間がかかるでしょう。

なので、王様が即位すると、すぐ次の王様の為に羽集めをしないと間に合いません。


この話、前にも書いたことがありますが、私はこのマントのエピソードを知って、ハワイの文化がいっぺんに好きになりました( ・∇・)



王様のためでも、小鳥への負担は最小限にする配慮。

途方もない手間と時間をかけて、自然と共存するハワイの文化に心を鷲掴みにされてしまいました(*≧∀≦*)


毛皮や羽毛、脂を得るために動物を大量虐殺してきた欧米人とは、なんたる違いでしょう。



私は「人間が利用するために神が動物を作った」とするキリスト教を憎んでいます。

「動物は脳が小さいから精神を持たない」と考えるデカルトの哲学を憎んでいます。

奴等が地球をこんなにしたんだと、温暖化も異常気象も、元を糺せば自然に敬意を払わない欧米人がもたらしたことだと思っています。



もし、欧米人がハワイの先住民族のような心を持っていたならば、こんなに異様に暑い地球にならなかったと思います。


自然を敬い、自然とともに生きた文化に触れることが出来る…私にとって、それがハワイの最大の魅力です。




でも、あんな暑い環境はウサギには酷だね( ´△`)

「ボク、暑いのも寒いのもキライ!」


ゴヱモンのためには日本が一番だね。

冷暖房は必須ですけど。