何のかんのと言ってるうちに、パラリンピックも前半が終わってしまいましたね。

パラリンピックも人並みに(?)見ています。

身体機能に障碍があるアスリート達の超人的な活躍ぶりは、オリンピックとはまた違う感動があります。

これまではパラリンピックをTV観戦する機会があまり無かったので、初めて観る競技もたくさんあり面白いです( ・∇・)



それにしても…

両腕が無いのに泳げる人…

片足が無いのに泳げる人…

目が見えないのに泳げる人…

それに対して、五体満足なのに泳げない私( ´△`)


片足で自転車競技をしてる人…

両脚揃っているのに自転車に乗れない私( ´△`)


ブラインドサッカーの選手が、巧みにパスやドリブルをし、シュートを決める…

私は目が見えていても、ボールが真っ直ぐ蹴られません(;ω;)



なんだろう、この違い。

パラアスリート達の努力を思えば、五体満足な私に出来ないことは無いはずなのに。

ダンナに言わせると努力の違いだと。

「出来るまで頑張ったこと、無いだろ?」と。

ムカつく(ㆀ˘・з・˘)


私だって水泳教室行ったことあるし、友達に教えてもらったこともあります。

自転車も中学生の時に友達が付き合ってくれて放課後に練習してたよ。

でも、出来るようにはなりませんでした(´-ω-`)

一応、浮くことは出来るし、15mくらいなら泳げます。

息継ぎが出来ないから、15m程度なの。

背泳ぎならもっと泳げますよ。

真っ直ぐには進めないけど(^_^;)



努力不足は否めません。

パラアスリートの努力を思えば、私なんて努力してないも同じです。


しかし、私が「差」を感じるのはそこではないんです。


もし私に手足の欠損があったり、視覚障害があったら、誰からも運動しろと言われないことをいいことに、運動なんて全くしようとしなかったでしょう。

「だって、手が無いのよ」「足が動かないのよ」「目が見えないのよ」仕方ないじゃない…と。


でも、パラアスリート達は違います。

信じがたいほど努力して、いかなる障碍も克服し、それを自分の特性に変えて、スポーツを精一杯楽しんでいます。

私とパラアスリート達との決定的な違い、それはスポーツに対する愛だと思います。



子供の頃から運動が苦手でした(´ω`)

体育の時間が憂鬱で、運動会なんて雨が降ればいいと毎年思っていました。

級友達が体育の授業を楽しみにしたり、運動会にワクワクするのが理解出来ませんでした。

運動オンチのせいもありますが、「苦しくてイヤ」と思っていました。

なんで他の子達は、こんな苦しいことが楽しいんだろうと不思議でした。



他の子達が自分のようには苦しくなかったことは、大人になってからわかりました。

当時の主治医の勧めで、運動負荷心電図という検査を受けたのです。

踏み台昇降のような階段の上り下りをしながら心電図を取る特殊な機械を使います。

苦しくてホント、イヤな検査です。゚(゚´ω`゚)゚。


先生達は私の心電図を指差して「ちょっと、ここ!」なんて色めきたっていました。

普段の心電図では出ない異常が、運動時に現れるのです。

それが私の「運動すると苦しい」の正体でした。

激しい運動をすれば、元気な子供でもハアハアと息が切れ、心拍数も高くなります。

普通ならそれはすぐにおさまるのですが、私の場合は時間がかかりました。

これでは周りの子供達と苦しさが違って当然です。


その原因を探るため、カテーテル検査をしました。

すると、生まれつき先細りになっている動脈が一本ありました(๑•ૅㅁ•๑)

病名としては狭心症です。

その血管が詰まったとしても命に別状は無いとのことで手術などはしていませんが、血流が滞るので痛かったり苦しいことはあるかもしれない、と。

ちなみに父も同じ部位の血管が細いそうです。

姿形だけでなく、臓器の形まで遺伝するんですね(~_~;)


子供の頃にこの事実を知っていたら、私は狭心症を大義名分にして、ますます運動しなかったに違いありません。

大手を振って体育の授業を見学してたでしょうね(⌒-⌒; )


でも、私は運動を医者から禁じられているんじゃないです。

むしろ、運動しなさいと言われています。

なので、体育の授業はサボれなくて良かったです。



しかしながら、自分の身体の特性を知っていたら、もっとスポーツを楽しめたと思います。

心臓が苦しくならないスポーツを選んで楽しめばよかったのだと。


大学の体育で弓道に出会いました。

弓から矢が放たれた瞬間、胸がパッと開く感覚に、初めてスポーツ(武道?)をして心地良いと思えました。

弓道場の建て替えで、不運にも授業が弓道から卓球になってしまいましたが(T ^ T)

(卓球は壁打ちから先に勧めませんでした)

社会人になってからも一時、弓道場に通っていました。


その後、太極拳に出会いました。

これも心臓に負担がかからず、身体に心地良さを感じることが出来るスポーツ(拳法?)でした。

心から楽しいと感じることが出来ました。

今はしばらく練習に行ってませんが、またいつか習いに行きたいです。



パラアスリートと私には大きな差がありますが、子供の頃にもっと自分の身体の特性を知って、向いている競技に出会えていたら、もっと運動が好きになっていたかもしれません。

スポーツ観戦は好きですから。


弓道も太極拳も歳をとっても出来る種目なので、「私には無理」と言わずにチャレンジしようと思います。

パラリンピックは、自分にとっての運動を考えさせてくれる良い機会になりました。




「ボクは運動好きだから、うさリンピックに出たいな!」

ゴヱモンならうさアスリートになれるよ(^ω^)

ジャンプ力は足の長いレッキスちゃんに負けそうだけど、ホリホリ競技ならイイ線いくと思うよ。


健康の為には運動も不可欠。

同じ運動するなら、楽しく気持ち良く長く続けられるものが望ましいですね。

アスリートにはなれなくても、運動が楽しめる人になりたいです。