信州旅行の最後の目的地は、佐久市臼田にある「橘倉(きつくら)酒造」。 
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元禄9年(1696)の文献に名を残す創業約310年の老舗酒屋。
先祖は平安時代の橘氏に由来し、「橘の酒倉」の意味で「橘倉」となったそうです。

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大正時代からの蔵もあり、修理しながら大切に使い続けているそうです。
というのも、酒蔵に付いている微生物(主に乳酸菌)を遺さなくてはいけないので、安易な建替が出来ないのです。
その古い蔵が良い雰囲気を醸し出しています(^ω^)
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お酒の仕込み水を試飲させてもらいました。
まぁるい舌触りの柔らかい美味しいお水でした(*^^*)
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星野リゾートの料理長が惚れ込み、料理用の水として買い入れているほど良質なお水だそうです。


蔵の中は古い工場の雰囲気。
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先ほどの水で洗米し、その水に浸け、蒸仕上げ、冷却してから米麹で糖化させます。

2昼夜、温度を高く管理した特別な部屋で製麹し、それを乾燥したものです。
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食べさせてくれましたが、甘くて美味しくてビックリ(((o(*゚▽゚*)o)))
甘酒のような甘さですね。
米麹の糖化力、すっごい‼︎

仕込み水と米麹と酒母と蒸し米を仕込み、20日〜30日間4℃〜8℃の低温で発酵させたものが「もろみ」。
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昔は樽を使いましたが、今はタンクです。
でも、チューブを通して水を流して冷やしたり、断熱材を巻いて温めたりと、温度管理に最新の注意を払うのは昔も今も同じだそうです。

一般のお酒はこの機械に流して搾り上げます。
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濾し布に付くのが酒粕。
だから酒粕はどれも板状で売られているんだと聞いて、ガッテン!
橘倉酒造の酒粕は美味しくて、近隣の奥さん方がこぞって買いに来るそうですよ。

搾り上げたままのお酒が「生酒」。
それを殺菌の為に火入れし、貯蔵して熟成させ、濾過して再び火入れして瓶詰めし、日本酒が出来上がります。

併設のアンテナショップ「酒楽」には、いろんなお酒が売られています。
日本酒だけでなく、そば焼酎や発泡日本酒もあります。
季節のお酒「ひやおろし」ももちろんありました。
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試飲も出来ますが、私は下戸なんでほどほどに(^^;;
ダンナには、菊秀 大吟醸「蔵」。
ダンナもあまり酒飲みではないので、300mlの小さな瓶です。
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香りが華やかで美味しいお酒です(^ω^)
私は下戸ですが、日本酒の味は好きなんですよ。


下戸にも嬉しい甘酒(*゚▽゚*)
「酒」と付いていてもノンアルコールです。
試飲して美味しかったので、迷わず買い求めました。
この秋からボトル入りも販売されたそうですが、お土産に持ち帰るならパウチ入りの方が向いていますよね。
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この甘酒、俳優の高倉健さんが愛飲されていたそうで、生前は毎月定期的に送っていたそうです。
最近ではサッカー日本代表キャプテンの長谷部選手もお気に入りだそうですよ。

300年以上続く老舗には著名人のファンも多く、陶芸家の富本憲吉氏、日本画家の奥村土牛氏、落語家の柳家小さん師匠など人々の作品やゆかりの品を「不重来館」というギャラリーに展示しています。
また、明治時代の当主が自由民権運動に参画したため、孫文や中江兆民などと親交があり、その貴重な資料や、伊藤博文、勝海舟、佐久間象山らの書も展示されています。


歴史のある酒造会社ですが、新しい試みにもチャレンジしています。
例えば、この甘酒コンフィチュール。
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地元の有名パティシエに作ってもらった甘酒ジャム。
甘酒と生クリームを合わせています。
ほどよい甘さでとても美味しいんです(#^.^#)
すっかり気に入ってしまいました。
通信販売もしてるみたいなんで、無くなったらお取り寄せしてみようかな。

信州佐久蔵元
橘倉酒造株式会社
http://www.kitsukura.co.jp/



ペタしてね

「うぃ〜♪ ノワも酔っ払っちゃった〜♪」
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ウソおっしゃい。
ウサギはお酒飲めないでしょ( ̄Д ̄)ノ

そう、ウサギにアルコールは禁物なんです。
アセトアルデヒドが分解出来ないので、毒と同じです。
ウサギに限らず、他の動物もほとんどアルコール厳禁ですよね。

まさかウサギにお酒を飲ませる人はいないと思いますが、気をつけなくちゃいけないのは住宅用洗剤。
床を拭くシートなども、ほとんどがアルコール含有なんで要注意です。
ペットのいる家庭では、殺菌や除菌よりアルコールの害に気をつけないといけないかもしれませんね。


先週の一泊二日の信州への親睦旅行レポート、これにて終了です。
お付き合いありがとうございました(^人^)