今日は大船フラワーセンターに行きました。
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「どんだけ植物園好きだよ⁈」とツッコミ入りそうですが、今日はダンナから「花が見たい!」と言い出したのです。
植物園にあまり興味が無いかと思っていたのでビックリΣ( ̄。 ̄ノ)ノ!
さては、私の影響を受けてきたねd(^_^o)


先日の小石川植物園と違い、園芸植物の植物園です。
花壇や花時計などが見事です。
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小石川植物園とはまた違う、大船フラワーセンターの魅力は改めてお伝えするとして…



もう一つの魅力は、その時々で開催されている園芸植物の品種展です。

今回はクレマチス展でした。
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クレマチスとひと口に言っても、いろんな園芸種があります。
この鉢仕立てのクレマチスは「美佐世」。

こちらは「つばくろ」。
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クレマチスは、日本古来のテッセンや原種のカザグルマと近縁で、園芸種ではそれらをいろいろと掛け合わせて出来ています。

基本的に花弁は8枚です。
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こちらは「夏茜」。
下は「麻生」。
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紫・ピンク・白と花色は多くありませんが、そのグラデーションでカラーバリエーションは豊富です。

蕊の色でも印象が変わります。
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すみません、上の花芯が紫の花の名前は記録しそびれました( ´△`)

下は花芯が白い「マリーボアスロー」。
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蕊の先だけ紫なのは「小豆畑」。
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ん⁈
「小豆畑」?
なんでそんな名前にしたんだろ(・・?)


花弁が多い種類もあります。
これは原種系の「ルリオコシ」です。
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さらに、雄しべが変形したものもあります。
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上は「ジョセフィーヌ」。
下は「大河」。
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だいぶ複雑になってきましたね。

私が撮影したのはほんの一部。
この10倍は鉢があったと思います。

園芸種の展示会を見るたびに、品種改良をした方々の熱意を感じます。
また、栽培し、展示会に合わせて花を開かせた愛好家の皆さんの丹精を感じます。
自然のままの植物に魅力を感じますが、園芸植物には人と植物の繋がりと愛が感じられ、こちらはこちらで魅力的です(╹◡╹)



今日は、一般には憲法記念日ですが、私にとっては祖母の命日です。
幼い時からずっと同居していた祖母なので、思い出がたくさんたくさんあります。

とても元気で頭もしっかりしていたのに、皮膚ガンの一種メラノーマに罹り、89歳で亡くなってしまいました。
89歳なら平均寿命と比べたら長生きですが、100歳まで生きると信じていたので、ショックでした。

ホスピスで緩和ケアを受けていた祖母を最後に見舞った日は、途中に咲いていたクレマチスが妙に目の奥に残りました。
もう食事を摂れなくなってしまった祖母は小さく痩せて、痛みを抑える薬が効いて眠っていました。
もちろん、言葉は交わせません。
一方的に言葉をかけましたが、聞こえているかは確かめられません。
口には出さなかったけれど「今日が会うの、最後だろうな」と予感しました。
それが、亡くなる前の日でした。

それ以来、クレマチスを見ると祖母を思い出すのです。
自分の心の底にズシンと重たいものが落ち込んだ時、一緒に目の前に群れ咲いている見事なクレマチスの花々が胸に焼きつきました。
あのクレマチスは、横浜市役所の花壇に咲いていた花だったなぁ。

祖母が好きだった花でもないし、一緒にクレマチスを見た思い出もないのですが、私にはクレマチスが祖母の花々です。
祖母が、薄紫色がよく似合う、明るく華やかなクレマチスみたいな女性だったこともあるのかも。


祖母のお墓参りは、父のお墓参りと一緒に毎月行っています。 
今日は行かなかったのですが、偶然にもクレマチスをたくさん見ることが出来て、祖母に接した気持ちになれました。
人が偲べるのも、花の効能ですね(*´ー`*)



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