今日は、毎月恒例の父の墓参り。
2/28が父の誕生日なので、いつもよりちょっと特別なお墓参りです。

お寺の枝垂れ梅が咲いていました。
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八重でピンクの可愛い枝垂れ梅です。
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つがいのメジロが蜜を吸いに来ていました。
メジロ、可愛い♪( ´▽`)


お寺の向かいの家のオカメザクラも青空をバックに満開。
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やはりメジロが群れていました。


読みにくいですが、本日の偈は「桃李成蹊」。
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原文は「桃李もの言わざれど  下自ずから蹊(みち)を成す」。
「桃やスモモは何も言わないのに(花を愛でたり、実を採りにひとが通うために)、木の下には自然に道が出来る」という意味で、成蹊大学の名前の由来であり、松坂桃李クンの命名の由来でもあります。

美しい花を咲かせ、美味しい実をならせる桃やスモモ。
でも、人間を引き寄せようと思って花を咲かせたり実をならせているわけではありません。
それが当たり前のこととして、花が咲き、実がなるだけです。

それと同じように、徳の高い優れた人間は、アピールしなくても多くの人を惹きつけるという意味で、司馬遷が「史記」の中で李将軍(李廣)の人格を讃えた言葉です。
李将軍の「李」をかけてスモモを挙げたのでしょうが、梅も花も実も素晴らしいので同じことが言えそうですね。


神出鬼没の活躍ぶりに「飛将軍」と称された武勇の人・李廣は、清廉潔白な気性で知られていました。
行軍中に泉を見つければ部下から先に飲ませ、食事は常に部隊全員と共にし、下士官達まで食事が供されなければ決して箸を付けなかったと史記に描かれています。
部下や領民に敬愛された理想のリーダーだったそうです。


それに引き換え、今の各国のリーダーの体たらくと言ったら(-_-;)
自己アピールや保身ばかり考えてるように見えます。
その為には身内まで暗殺する独裁者は言うに及ばず、ですが。


李将軍のように、人徳があり功績もある人にはなかなかなれませんが、分け隔てなく人に公平に接する態度は是非見に備えたいと思います。
これからの季節、桃やスモモや、梅や桜や、無心に咲く美しい花々を見るたびに、それを思い出し身を省みたいと思います。



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