usadanuki625のブログ

usadanuki625のブログ

このブログはクラシック音楽専門です・

本当に久しぶりにフォーレのチェロソナタ(トルトゥリエ/ハイドシェック盤)を聴きました。なかでも第2番は、心にしみいる曲、懐かしくもあり新鮮味もあり、いい曲ですね。

概してフォーレの室内楽曲は、短調が多いです。それに言う(いわゆる)傑作の大部分は晩年に書かれているのも特徴です。一般的な小曲はその逆、ごく初期に書かれています。

Geminiに聞いていました。
教会旋法(ドリア旋法やエオリアン旋法など)を巧みに取り入れることで、短調でありながらどこか浮遊感と透明感のある響きを生み出しています。
短調のフレーズの途中にふっと長調の和声を忍ばせる(またはその逆を行う)ため、「切なさの中に光が差し込むような瞬間」が絶え間なく訪れます。この繊細な色彩感の変化が最も美しく映えるのが、フォーレの短調の特徴です。

フォーレの短調作品では、複数のポリフォニックな旋律線が交錯しながら複雑な感情の機微を描き出します。派手なパフォーマンスではなく、内省的で深い対話を描くのに、フォーレの繊細な短調表現はまさにうってつけの表現媒体でした。

無駄な装飾を削ぎ落とした晚年の作風では、短調の響きが「絶望」ではなく「静謐さ」「崇高な気品」「秘めた情熱」へと昇華されています。