次第にそう思うようになった私は
掃除を再開した
部屋の隅に立て掛けてあった
フローリングワイパーと
ハンディーワイパーを見つける
ベランダの窓を全開にし
ハンディーワイパーで
あらゆる場所に積もった埃を落とし
フローリングワイパーで取り除く
それが終わるとキッチンに
お米があるか確認した
それを見つけると先にお米を研ぎ
炊飯器にセットする
そして、フローリングワイパーの
取替えシートを何枚か取り
鍋に溜めた米の研ぎ汁の中につけた
それを絞りフローリングを拭いていく
見る見るうちに
フローリングが艶を取り戻す
なんだか嬉しくなった
どんどん作業を進めて行くと
次第に外から陽が差し込んできた
時計を見ると5時30分になっていた
もう電車が動き始めている
しかし、自分のいる場所から
駅までの道がわからない
それに黙って帰るのも…
かと言って居続けるのは…
心の中で葛藤し始めた結果
後30分で起きるかもしれないという
変な結論に達し
脱ぎ散らかされていた服を畳み始めた
艶が出たフローリング
綺麗になった棚やガラステーブル
畳み終えた服やタオル類
差し込む光がとても気持ち良く
テーブルにうつ伏せになると
柔らかい風が入ってきた
その空間は、あまりにも気持ち良くて
私はそのまま眠りについてしまった