7月22日(水) 曇りくもりのち晴れ晴れ


2019年10月9日(水)

ウサとのお別れの時間が
刻々と近づいてきます。

動くことなく
ただ眠っているウサちゃんが
いることが当たり前だった
この3日間。

食べる気なんておきない
けれど、息子と2人でとりあえず、
夕飯を済ませ、あとは
ダンナの帰りと
葬儀社の方が来るのを待つことに。


そしてダンナが帰宅。
21時過ぎ頃に葬儀社の方が
来る予定だったので、
間に合って良かった…。

父と母もやってきました。

そして間もなくして
ピンポーン。

「来た!びっくり

「こんばんは。
○○セレモニーの○○です。
本日は、よろしくお願い致します」

「あっ、いえ、こちらこそ
お願いしますアセアセ

まずは
お部屋で眠っているウサに
手を合わせ、
「この度はうさぎさんの
ご冥福を心よりお祈り致します」

「うさぎさんの8歳ですと…
頑張りましたね。」
「では皆さま順番に末期のお水を…」

人間と同じだなぁ、と思いながら。


そして早速、
この後の段取りの説明と書類の記入
をします。

「場所は、ご自宅の前でよろしい
でしょうか?
コンセントだけお借りしたいのですが…」

そこで父が
「うちの駐車場の所の方が
いいんじゃないか?
ここだとご近所さんもいるし、
もし予想より大きな音したら
この時間、ご迷惑だろう」

音は気にならない程度と言うこと
ですが、無音ではないし、
夜、周りは静かなので
昼間よりは大きく感じるかもしれない、
ということで、
実家の駐車場に移動車



★画像お借り致しました★

このような車です。
社名等は一切入っていない
シンプルな車。

そしてコンセントを
引いて火葬炉の扉が開きます。

「お布団をご用意させて頂きましたので
こちらに寝かせてあげて下さい」

白い小さなお布団に
ウサをそっと寝かせてあげます。
周りにお花を添えてブーケ1



「ウサちゃん…頑張ったね、
今までありがとうね」
「お月様お月様で元気に遊んでね」
「きっとお友達たくさんいるから…」

声につまるえーん

「では…よろしいでしょうか?」

私「お願いします…」

ウサが火葬炉の中へ。
そして「ガチャ…」扉が閉められました。

その瞬間、涙がこみ上げてくる。

「では、皆さま、合掌をお願いします」

手を合わせると同時にスイッチが入りました。

ゴゴゴゴーッ…

22時、ウサちゃんのお空への旅立ちです。

瞬間、数秒ですが、上の排気の穴から
火の粉がフワ~っと舞い上がりました。

ウサちゃん…バイバイえーん

「これより約30~40分ほど
かかりますので、お部屋で
お待ち頂いても結構ですよ」

でも私は車のそばで待つことに。

そしてその時になって気付くのです。

ウサに持って行ってもらうための
ご飯やオヤツを用意したのに、入れて
あげるの忘れた…えーん


情けない。本当にバカだ。
お花で可愛いくなったウサちゃんに
満足してしまった。
最後の最後までバカな飼い主でしたチーン


30分程経った頃、
「一度確認しますね」

そう言って途中で扉を開ける。
「火葬中に確認!?

ビックリしましたびっくり

そして
「うさこちゃん、無事に
お空へ行かれましたよ」(=終了とのこと)

炉から引き出されたウサちゃんは、
キレイなお骨になっていました。

顔や足の骨なんかは
形そのままキレイに残っている。

そしてみんなで拾骨。
人と同じように、
2人一組で一緒に骨つぼの中に
入れてあげます。

残ったお骨は
説明をしながら
業者の方が拾骨してくれました。

「こちらはあばらにあたる部分ですね」
「このあたりは背骨になります」
「この部分が前足と後ろ足です」

ウサのお骨が次々に
骨壺に納められていきます。
形として残った骨は
全て入れてくれました。

そして一番最後、一番上に
お顔のお骨を。

粉状になった拾いきれない
骨は別の袋に入れてくれました。


カバーに納めて、最後はお支払いをして。
ようやく全て終わりました。

小さな骨壺…
ウサってこんな小さな入れ物に入っちゃう
くらいだったんだ…

不思議と終わった後は
涙は出ませんでした。

今まで泣きすぎたのと
心の中で、無事に見送ってあげられた
という、安堵の気持ちがあったのか。

場所を貸してくれ、
ウサのお見送りに立ち会ってくれた
父母にお礼を言って
帰宅するのでした。

今まで張り詰めていた緊張の
糸がプッツリ切れた感じ。

ウサを抱き抱え、
帰ったら23時を過ぎていました。

これで泣くのも今日で終わりにしよう。
明日からはまたいつもの日常に
戻ります。

みんな仕事に学校です。

ウサちゃん、お月様はどう?
お友達、たくさんいるでしょう?
これからは、元気一杯に遊んでね。

長い1日が終わりました。



ご参考までに。
今回の明細書です。

全て込みで22000円。
私としては、みんなで見送って
あげらたし、
いろいろ説明も丁寧でしたし。


初めての経験でしたが、
このようなペットの移動火葬車なる
サービスを利用して
良かったと思っています。

長々とお付き合い下さった皆さま、
今日もありがとうございました照れ