3つ前のブログでうーんと年上のお友だちと

「鳥展」へ行けなかったことを書きましたが、

ひょんなことでふたりの時間が合ったので

鳥展のお土産を渡しがてら

東京ステーションギャラリーで開催の

『宮脇綾子の芸術』展へ行ってきました






生誕120年記念の展覧会、

私の祖母と10歳違いということは

祖母が生きてたら130歳びっくり



なんてことはどうでもよくて、

宮脇綾子さんの名前は知らなくても

作品は一度は目にしたことがあると思います


切った玉ねぎ



鴨(背)



どれも古裂を使ったアプリケなのです

(アップリケではなくアプリケというのも

時代と情緒を感じさせます)


枝豆より




もともと画才があったこともあり、

終戦をきっかけに何か表現したい気持ちになり

倹約家の姑さんの教えで取っておいた古裂で

身の回りにあるものを表現したのが

作品創りのスタートだったそうです



第一作目の 椿



なんと可愛いことおねがい



古裂ならではの柄を生かした楽しさは

伊勢えび



吊った干しえび



藍型染めほ鶴と亀が上手い具合にいる

鶴亀模様の鯛



江戸小紋の鮫小紋が満点の星空をつくる

木曽路の月


たくさんの作品に表れていますキラキラ




「見ること」を大切にされていて

徹底的な観察が作品の魅力です


ねこじゃらし


たこ


どくだみ



圧巻はこちら、アプリケではないのですが

木綿縞乾柿型集

古裂が手に入るたび切り抜いて

柄見本帳のように貼り付けたその数1万びっくり


布愛がひしひしと伝わってきますね飛び出すハート




思わず熱く書いてしまいましたが

展示されていた全153作品どれもが

言葉に尽くせぬ愛おしさを感じましたラブラブ




お友だちと一緒ということもあり

じっくり楽しめなかったので

…というか欲しかったので図録を買いました




と、Suicaペンギンが好きな長男に巾着



会期はまだあるので

もう一度行けるかなおねがい