上村松園・松篁〜美人画と花鳥画の世界〜
言わずもがな松園と松篁は親子でして
私はうさぎの図画で松篁を知り
その次に母の松園を知ったという
一般的からは逆のパターンです
以下、スポーツにたいして興味がなく
TVもほとんど視ない私が書くことなので
鼻で笑いながら読み飛ばしてください🐽![]()
どのくらい前だったか忘れましたが
フィギュアの坂本花織さんを見た瞬間
松園の描く美人画そのものだと思ったのです
絶対にこの子は大成する!と確信したのは
力強さはないけれど意志の強さを感じる
品のある「眉」の効果です
こちら私の好きな「砧」という作品ですが
どうでしょうか?そっくりですよね![]()
松園は、美人画を描くうえで
一番難しいのは眉だと語っています。
しりさがりだと人物にだらしない印象を、
流線の末が上がれば侍のように、
細すぎてもならず
毛虫のように太くてもならずと、
仕上げに一番注意を払うそうです
そんな折、銅メダル獲得となれば
松園の美人画を見に行きたくなるのも
あたりまえのことです
日頃の厳しい練習と努力が結果となるのも、
それを引き出したのは美しい眉であると
感じてしまいました。
しょせん結果論ですが
さてさてこの展覧会、
上村松篁のうさぎ画を期待していたのですが
残念ながら出品されていませんでした
松篁のうさぎ画については
東京富士美術館でリベンジ開催されている
上村松園・松篁・淳之三代展のほうに
跳んでっているので、
暇を見つけて行ってみたいびょん
なお、山種美術館のほうは
おふたりの作品だけでなく
同じころに活躍された鏑木清方・伊東深水
山口蓬春・小倉遊亀ら多数の画家さんの
素晴らしい作品も展示されています
会期は4月17日まで。
のんびりどうぞ

