母の高齢化問題のスビンオフ版です
認知症からくる被害妄想の主役(加害者)は
私の弟の妻です。
気の毒っちゃ気の毒なのですが
加害者役になるそれなりの理由があるので
仕方がないと思っています
母のまわりから色んなものがなくなります。
そのなかでも茶葉や使い捨てカイロ
紙パックの野菜ジュースなどの消耗品は
２階に隠れ住んでいるお嫁さんが
こちらでの生活費を作るために
盗んで売ってお金にしてるというのです
もう笑っちゃうでしょ
消耗品の代表格トイレットペーパーも
先日のネタになったように
売ってお金にするため盗んでるそうです
だけど
バラのトイレットペーパーなんて
どこでどうやって売るわけ？
そもそも買ってくれる人なんていないでしょ
と、問うと
ベルちゃんは何も知らないのね〜
と
何が知らないのか訊いてみると
介護施設に売り回っていて
これがなかなかよく売れるのよ
もしや…
昨秋の敬老の日にあわせて
母がお世話になってるデイサービスから
敬老のお祝い品をいただきました
お湯呑みと、このトイレットペーパーです
ちょっと上質なトイレットペーパーを
敬老バージョンで個装にしてあるものです
これを持ち帰ってきたときは
素晴らしいアイデアだと感心してたけど
被害妄想に繋がるとは誰も思わない
母の事件シナリオによると
個装の紙をはずしてコンビニに持って行って
A3の紙にカラーコピーして、
盗み出したトイレットペーパーを包んで
介護施設に売ってるいるそうで
もうね、設定も細かくて笑える
実家のプリンターはA4しか使えないから
コンビニに行くとか、
A4では包めないのを知ってるのも
自分で試してみたのかーい
だからくちゃくちゃになっているのね。
それをやってる姿を想像すると
非常に滑稽で悲しいものです
それにしてもコピー代に30〜50円。
コストばかりかかるトイレットペーパーで
弟のお嫁さんは暮らしていけるのか
しかしね、母はひとりでいるときに
そんなこと考えてばかりいるのかと思うと
情けないやら可哀想やらです
一応、中学校理科の教免も持っているのに
いざ認知症になってしまうと
非現実的なことを真剣に考えてしまうって
恐ろしくて悲しい病気だと思います