秋晴れのある日

群馬県の高崎まで足を延ばしてきました🚋



お友だちに駅まで迎えにきてもらって

まずは予約してあったお店でランチです。

限定10食の大人様ランチ


これが結構お腹いっぱいになって

オニオンリングを残してしまいましたえーん



さて、気を取り直してこの日の目的である

高崎市染料植物園へ向かいます🚗 ³₃



白衣観音のある観音山に登ります



観音様を後にして更に上がったところに

駐車場があって

ここから植物園の敷地になります。

れっつごー!!



染料となる木々の小道を抜けて

到着したのがこちら


『紅板締染め』とは

江戸時代から明治時代に流行った

型板に挟んで紅で染めた技法ですが

昭和初期に途絶えてしまいました


渡良瀬川のこちら高崎市は

薄地…つまり着物の胴裏を生産していて

あちら側の桐生市は桐生織や銘仙などが

作られていました


なのでこの紅板締染めされた生地は

このように着物の裏地に使われていました


この途絶えてしまった紅板締染めを

染色家の吉村晴子さんが中心となり

復元する活動をなさっています


吉村晴子さんのご実家は吉村染工場といって

最後の紅板締染めの工場でしたが

吉村さんが生まれる前年に

廃業してしまったということです


ひょんなことから

ご実家に眠る型板が見つけられ

復元の活動がはじめまれました



こんな型にはさみます



12枚前後を万力で挟んで

四方から染料を流し込みます


それで このような染めができるのです



胴裏として紅板締染めが流通するかは

難しいところと感じますが、

流通しなくてもこの素晴らしい手業は

なんとしてでも繋いでいくべきものです



同じ板締染めでも大違いびっくり



偶然にもNHKの取材が入っていた関係で

その吉村さまから直接お話を伺うことが

できましたおねがい


ご一緒にお写真、光栄です✨

でも、壁となる私たち…

展示品を隠してしまいますショボーン




高崎市染料植物園は高崎のみならず
日本の染めもの文化を紹介する施設なので
飛鳥時代から現代まで四つに分けた道や
温室までありますが、
私たちは次の予定があるので
紅板締染めだけ拝見して失礼しました👋


着ていったものは
この気温、まだまだ袷は勇気が出ず
しかも板締染めを着たかった


八寸帯に御岳組の京名所模様小袖の帯締め
先日作ったクッション下駄と
上着は無印のカーディガンを羽織りました



  ☆つづきます☆