本日の記事はとても長いです。
あくまで自分記録なので
どうぞこのままお戻りください
一昨日の実家のネコは
洋間のクーラーを強くしたら
｢なーんだ、金星じゃない！｣
あまりの暑さに廊下で寝ていました
とことこソファに戻って行きました
ひとり暮らしをしている要介護１の母は
むかしから宇宙に興味があって
アポロ11号の月面着陸では
テレビに齧り付いていた姿を覚えています
その後
アポロ〜ソユーズ・スペースシャトルと
時代が変わっていっても
その興味は変わらず
新聞の科学面で宇宙の記事があると
切り抜いて何度も読み返していました
さて、先々週(22日)実家に行ったとき
｢宇宙ステーションから切り離された宇宙船が
最近毎晩見れるのよ｣
と
たしかに国際宇宙ステーション｢きぼう｣から
｢こうのとり｣が切り離されたニュースは
私も知っていました
でも、それって｢きぼう｣も｢こうのとり｣も
毎晩見れるものではないはず。
調べてみると数分間横切っていくだけで
何時間も留まってるわけではないです❗️
しかも12時近くまで見てるっていうから
何かと勘違いしてることは間違いない
母の言う”宇宙船”というのは
毎晩7時過ぎころから見えるらしいので、
その晩(22日)教えてもらおうとしたら
｢今夜は見えていない
違うところで作業をしてる｣
とのこと
もうそれだけで怪しすぎる
どうやら月のそばに出るらしいので
金星のことだと思うんだけど、
｢星じゃない。横長の船の形だ｣
と言うね
じゃ、来週を楽しみにしてるねってことで
その日は帰宅したんだけど、
宇宙船ではなくて金星であることを
どう教えようかと考えながらも
母の夢を壊さないことのほうが大切であると
思ったんだよね←私も成長したもんだ
なんせ相手は認知症。
大好きな宇宙に想いを馳せて
幸せな気持ちでいたほうが
ひとり暮らしのモチベーションも保てるし
良いことずくめのはず❗️
ただし、他所の人には喋らない条件でなら
さてさて、
そんな寛容になった自分を感心しながら
一週間が過ぎ
先週の土曜日(28日)に行ったとき
晩ご飯を食べ終わって帰り支度をしていたら
｢ほらほらベルちゃん見てごらんなさい！
今夜は宇宙船がよく見えてるから。
これを見たら信じてくれるわよね｣
と、指さした先は
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はっ
夢を見させてあげようと
真実は言うまいと思っていたのに
言ってしまった〜
しかし負けずに食い下がる母。
｢絶対に違うわよ。
だって船の形をしてるじゃない｣
た、たしかにそうだけど…
金星は見え方により満ち欠けがあったり
地上の気温や空気の揺らぎによって
まん丸な光には見えないことがあると
事前に調べてきた知識を披露してみた
ややっ、また失敗
信じさせてあげるチャンスを
母自ら与えてくれたのに
理屈で言い負かしてしまった～
こんなときはさっさと帰るに限る🚴💦
なのに家に着く直前携帯が鳴って
忘れ物でもしたのかと思ったら
｢なんと言われようと
あれは宇宙船だからね❗️｣