もう1週間前になる毎日新聞に
『自然現象 古文書で解読』なる記事が
掲載されていました
東日本大震災の津波被害の際には
何百年も前の津波の記録について
古文書や石碑などに残された記録が
注文されていましたね

このように昔の記録から自然現象を拾い
減災などに生かす動きが拡がってます

日本各地に残された古い日記帳などから
気象に関する記述を拾いあげて
超古民家などの木材の年輪から
それに含まれる酸素量を測定したものと
照らし合わせるという
気が遠くなりそうだけど
好きな人には堪らない作業があります

この記事が目にとまった私も
好きな人の部類かもしれませんね(^^;)


さて、この古文書にあたる「古い日記帳」が
実はわが家にもあるのです。
何年か前に実家の母から
「血の繋がりのあるベルちゃんが
持っていなさい」と託されたのが
父方の祖母が小学校時代に記した日記帳です

古っ(;゚Д゚)!

裏表紙には名前と開始日はあるけど
年は描いてありません


が、中に記してありました
明治三十七年とあります。
ちなみに祖母は明治27年(1894)の生まれで
生きていたら124歳になってます!

明治35年の11月スタートなので
小学校3~4年生のものと思われますが
昔だから全部毛筆で書いてあるのが凄い!

しかも旧字体がバリバリです
が、「戦争が近々はじまる」とあるのは
日露戦争のことですね。
祖母の名前の「かつ子」は
日清戦争の始まった1894年生まれなので
戦争に「勝つ」にあやかったのでしょう。
時代が見えてきますね


元々伊藤家は新潟の家で
東京とは縁はないのですが
祖母の父が学者だったこともあり
娘(祖母)にも十分な教育を受けさせるため
東京に呼び寄せたそうです


本郷から3人の書生さんが来た日には
お母さんが西洋料理でもてなしてます。
次のページにはカツレツを作った話しが
記してありました


祖母の謙虚な性格が現れてるのは
お友だちを呼んでおはじきで遊んだ後は
女中さんとまりつきをした。
父の友人が三人きたので
「まことにせわしなく ごらんのとーり
  つまらない日記でござります。」
これは先生も笑っただろうな〜(≧∇≦*)


その先生からは最後のページに
「長く之を保存すべし」と
お言葉を頂戴しています。

はい、百年以上も保存してますよ(≧◡≦)


その後祖母は第三高女(今の駒場高校)から
東京女子師範に進んだものの
結婚により卒業間近で中退したものの
波乱の人生が始まりました〜

その続きは機会があったら…
というか書き残しておきたいので
お付き合いいただくことになりそうです。