『大円寺』に向かいます
上州茂林寺十二世久山正雄大和尚(寛永7年1630年寂)を開山として、石河土佐守勝政が開基となり、神田柳原に慶長2年(1597)創建、慶安2年(1649)当地へ移転したといいます。
八百屋お七放火事件の元になった
火事の火元がこの『大円寺』です
火炙りの刑に処されたお七を
不憫に思ったお地蔵さまが
熱した焙烙(ほうろく)を頭に載せて
焼かれる苦しみに耐えたという
『焙烙地蔵尊』があります
このお地蔵さまは首より上の悩みに
ご利益があるということで
ほうろくを奉納することにより
お願いをしてるかたがたくさんいます
首から上ねぇ…
庚申塔
御朱印は庫裡にて
呼び鈴を2度鳴らしても応答がないので
玄関を開けて呼びかけてみたところ
ご住職がとんできてくださいました
七体の観音さまということです
御朱印拝受とともに、思うところがあって
ほうろくの奉納もお願いをしたら
お札とお守りを頂戴しました
ところで大円寺といえば
目黒の行人坂にも同じ名称のお寺があります
実は目黒の大円寺も別の大火の火元でして
八百屋お七と恋仲になった左門が
僧侶となり諸国を回って修行の後
辿り着いたのが"目黒"の大円寺
もしかすると、こっちの大円寺と
勘違いしてしまったのではないか?
いやいや、そんなことはないですね…
これは江戸の大火について
しっかり調べる必要がありそうです(o^^o)