ブランディング・パラノイア(1350)蒲焼の匂い | うさばなし

ブランディング・パラノイア(1350)蒲焼の匂い

仕事で浜松に行く。
新幹線のホームに降り立つと
鰻を焼く匂いがする。

駅の周囲に何軒か鰻屋がある。
一度昼飯に入った。
そこそこの味だった。
満たされたのは腹というより気持ちである。
浜松に来たからには食べねば。

おかしな強迫観念だが、
こういうことは名物によくある。
大分に行ったからにはセキサバ。
広島に行ったからにはカキ・・・。
本当に食べたいのか、
話のネタか、
気が済むためか、
よく分からなくなる。

浜松駅で蒲焼の匂いを求めて、
もう一度鼻を利かせた。
あれれ?
ただの気のせいかもしれない。