ブランディング・パラノイア(840)有耶無耶 | うさばなし

ブランディング・パラノイア(840)有耶無耶

あるクライアント。
情報系の大きな企業。
コンサルティングに近い仕事だった。
月に1ー2回と不定期。
毎週呼ばれることもあり、月に1回になることも。
月決めのフィー。
これが契約だった。
更新の話があり、ぷっつり。
それきりになった。
何も云ってこなくなり、自動消滅。

有耶無耶である。

なぜこういうことが起きるのだろうか。

言ってくれれば、いい。
契約更新はしない。
理由は資金がないでも、
もう用が無くなったでも、
あなたが無能だから、でもいい。

一番いけない選択は、なし崩し的に有耶無耶にすることだ。
身勝手に、ないことにしてくれと、沈黙してしまう。
頬かむりして、逃げる。
プロフェッショナルではない。

同じことが起きた。

今回の中国の一件。

日本がやったことはこの「有耶無耶」ではないか。
まさか、こんな大事件になるとは、そう思っていた。
状況分析とそこからの推測と、その時どうするかというシュミレーションがない。
僕たちが戦略を立てて、競合プレゼンに望む時にやることだ。
基本的な外交能力である。
日本は、政党内の選挙が忙しく、
何もやってなかったことが明らかになった。

しかも事態が悪くなって、前代未聞の検察判断?にして逃げようとした。
今度は他人のせい。

いつから、この国では有耶無耶が習慣になったのだろうか。
今までケンカをしたことがない、お坊ちゃま集団を思い浮かべる。
カッコ悪い。

気候と同じで、急に背中がうすら寒くなってきた。