兎の地団駄 -1211ページ目

青空にさそわれて


兎の地団駄-緑道1


午前中は、雪がチラチラ降っていたが、昼には青空。

昼食後、会社そば琴似発寒川沿いの緑道に出向くと除雪が入り、幅150㎝程の道ができていた。

非常に高い雪の壁に見えるが、実際はカメラを地面すれすれに置き広角レンズで撮影したからだ。



兎の地団駄-緑道2

実際はほれこの通り数十センチの高さだ…。



兎の地団駄-緑道3

二週間もすればこの雪も跡形も無く消え失せ蕗の薹が顔を見せるはずだ。


SONYαNEX-5/16mm(銀塩換算24mm)











一寸歪んでるかな…

テレビをつけると、やはり地震報道。

この報道を切実に待ちわびている人々もいるのだから…、としか言えない。

この件について記述すると…どれも軽そうで虚しくなる。


初めてα7000を使い、αの新機種を次々使い続け、レンズを買い、レンズの数が10本前後になったころ「も、αマントから抜け出せない…」と自覚した。

嫌いではないが、αに絶対の信頼を置いているわけでもない。

数台のボディと10本前後のレンズ、フラッシュやフィルター等と同じシステムを他メーカーに乗り換える財力がなかっただけ。

実は長年新機種のカメラを使い続け判ったんだ…。

良い写真は、機能の充実したカメラだから撮れるものでは無い…と。

昔、尊敬する年上の友人が言っていた。

○○さん、写真機はどんなに機能が進歩しても所詮、暗箱だよ。

そのとおり。

やはりレンズさ。

そのとおり。しかしレンズが良くても良い写真が撮れるわけでは無い。

良い時間、良い被写体との出会いが良い写真を撮る秘訣だ。


写真初心者や、これから写真を始めようと人たちに何度もたずねられた。

「好い写真を撮るコツは?」

答えはいつも同じ。

「何時もカメラを持ち、つねにシャッターを切れる体制でいること、とりあえず沢山シャッターを切ること」。

始めは「一寸うっとおしい」なんて思われるかもしれない。

それもしばらく続けていると気にされなくなる。空気、風景の一部となれるのだ。

肝心なのは平常心、コソコソ、オドオドした態度だと怪しい奴と思われる。

常に一瞬来るか来ないかのチャンスにそなえる。「運命の女神の後ろ髪をつかむチャンスは一瞬…」と言うではないか。

どんなに初心者でもシャッターを切れば写真は写る。技術は二の次。シャッターを切らなければ写真は写らない。

一寸安っぽく聞こえるかもしれないが、「数撃ちゃ、良い瞬間に出会う確率も上がる」。

プロもアマチアもシャッターを切らなきゃ写らない。



兎の地団駄-24-85

なんだかんだで、会いも変わらず「αマウント」を使い続けている。

おかげでレンズは二十数本。珠玉混合だ。αマントは昔のレンズもオートフォーカスで使えることが秀逸。

だが、単レンズはいざしらず、さすがにフイルムα時代のズームは色々な収差が少なからず出る。一番多いのはパープルフリンジ。

それでも画像として、鑑賞に堪えれない(人にもよるので一概にこれとは言えないが

)ほどではない。

手持ちの旧レンズで「こりゃだめだ!」とサジを投げたのは一本だけ。某レンズメーカーの高倍率ズーム。フイルムでは問題ないが、デジタルではパープルフリンジが出まくり。一瞬すごいピンボケ写真に見えるほど。


普通の写真(いわゆる解像度、切れが良い等)に飽きてくると、フイルム時代のズームを持ち出し、そのだめさ加減(初心者には判らないレベル/我ながらえらそう)を

愛でる。我ながら一寸屈折している趣味だ…。


レンズ/MINOLTA AF24-85mm/F3.5-4.5

撮影条件(コントラストが弱い光回り/パープルフリンジはハイライトとシャドウの際に出やすい)が良かったので特に収差等は目立たなかった













画像追加

ひとつ前の記事で、入れるべき「補正画像」を入れ忘れてしまった。
兎の地団駄-変形トリミング2


自己嫌悪です…。

おちつけ!「ジョー」…。

一寸画像補正

出社途中の喫茶店。窓際の席だ。

背後の大きな窓から外の景色を撮った。

できるだけ窓を広く写し取るため16mm(銀塩24mm換算)を使ったためパースのかかった画像となるのは仕方がない…。

兎の地団駄-変形トリミング1


実際このように写る角度から撮ったのだからしかたが無いのだが、せっかく画像ソフトもあることだ、パースを修正(PhotoShop6/自由変形トリミング)し正面から撮った風に修正。昔なら特殊レンズ(シフトレンズ)で撮るときに修正したのだが、今ならこの通り。マニアには便利な世の中になった。


※PhotoShopは、このバージョンから数回バージョンアップしているが、このバージョンの時だってたぶん機能のごく一部しか使っていない。デザイナー仲間と話すとやはり同じ。

「無駄にお遊びの機能が多すぎるよね」

「そうそう、無駄なお遊びの機能を減らして軽快にしてほしいよね」

「PhotoShop6で必要な機能はそろったよね」

などなど…。

実際、仕事で頻繁に使う機能はレベル補正、トーンカーブ、色相彩度、アンシャープマスク、その他数種でその他の膨大な機能は埋もらせたままだ。

その埋もれた機能を使う人もいることは否定しませんが…。

安価なベースソフトがあり、機能を別価格で追加できるのがベストだと私的には思っています。

まずこれ以上のバージョンアップは必要なし。













元気に

また…とんでもない現実に遭遇。

奥尻の時も神戸の時も、「こんなことが!?」と絶句したのだが、「こんなことが!?]

のパワーはアップする。

買い物に行くのにカメラを携帯していたのだか、とてもシャッターを切る気分ではない。

代わりに数年前に撮った元気印の写真。


これも自転車で買い物に出た夏…。買い物を終え、暑さを紛らわそうと清涼飲料水をもとめ、自宅近くの公園のベンチで涼みながら取り留めない撮影をしていると、小学生中学年ぐらいの少女たちが声をかけてきた…。

「おじさん、何してるの?」

「写真を撮っているんだよ」

「ふーん」

興味ぶかそうにカメラを見つめてる。

今の時代だから、携帯のカメラも、コンパクトデジカメも結構身近なはずだが、さすがに一眼デジカメは珍しいらしい。

「撮って見るかい?」とたずねると…

「うん」と言う返事。

簡単な設定にし、撮り方を教えてカメラを渡すと、公園の樹木や備品、公園で遊ぶ他の友人たちをモデルに撮影してる。

しばし撮影をし、戻ってきた。

わたしの座っているベンチに並んで座りお話。

「おじさん、お父さんと同じ匂い」

親父くさい…?

「わたしカメラマンになる!」

がんばれよ。

などなどしばし歓談というかご拝聴…。

「じゃ写真を撮ってやろう…」と言うと、ポーズキメっ。

撮ったデータをA4でプリントし、たぶんいつもその公園で遊んでいるのだろうと二回ほど立ち寄ったが、会うことかなわず。プリントは自宅の本棚の片隅で長く

兎の地団駄-いえぃ!


たたずんでいる。

あの子たち、どれ程成長しただろうか…。まだカメラマンを目指しているのかな。

本人たちの許可も得ず画像をアップするのもなんだが、数年前の写真だし、この愛らしい元気印の笑顔を見てほしい。