介護もアート
折元立身 パフォーマンスアート
NHK「にんげんドキュメント」制作班+KTC中央出版編
折元さんをイギリスに招聘した
美術館のスーナー氏へのインタビュー
-彼のアートを見る人は、初めはショックを受け
次に思いやりや愛を発見するということですか?
ショックから愛に変わる、ということでしょうか?
はい、そうです。それは、現代アートではふつうのことです。
現代アートは全く新しいアートで、
人々がこれまで見たことのないものです。
初めて現代アートの作品を目にするとき
それは見たことのない人物に出会うことと似ています。
見たことのない顔、理解できない言葉、異なる行動形式など。
でも、そういうことに出会った場合、
私たちはその人物や新しいイメージを知ろうとします。
いろいろな見方を試してみようとすると、
そこに新たな経験が得られるわけです。
しかし、そのような態度は、それぞれの個人が決めることです。
自分の心をオープンにして受け入れようとするか、
それともしないか。