独特な話し方

最初、朗読を聞いているような

芝居を聞いているような

違和感を覚えました。


しかし、話の内容に

どんどん引込まれ

最後にはすっかり

その世界に入っていました。


以前にNHKの番組で

いじめ問題の討論会がありました。


そこで一番印象に残ったのは

こどもたちが強く主張していた

”とにかく自分たちの話を聞いてほしい”

ということでした。


どこかで話を出来る人がいる場合はまだ救えますが

親にも申し訳なくて、あるいはかっこ悪くて言えない、

先生や友達にも怖くて言えない、裏切られるかもしれない、

そんなこどもたちは行き場がないですね。


そんなこどもたちの一部を

水谷さんが受け止めているのだと感じました。


水谷さんの話は

常にこどもの側に立っています。


教育再生会議などもそうかもしれませんが

大人の側が教育問題を論じるときに

そこが取りこぼされている場合が多いと思います。


衝撃的な内容に

心を揺さぶられない人はいないでしょう。


多くの人が聞くべきだと思います。


PS 会場で、周りにリストカットをしている人を知っている人?と

水谷さんが聞いたとき、予想以上に多くの手があがったことも

衝撃的でした。遠くの話が一気に身近な話になった思いです。


PS この1年、家族で、

あったかい言葉(料理おいしいね。今日の○○よかったよ)が多かったか、

文句のような言葉(何やってんの、早くしなさい)が多かったか、の振り返りをしました。

そう振り返ると、ストレスの多い生活なのかもと実感したりします。


ほめられるとエネルギーを得られるし

けなされるとエネルギーを吸い取られるし

そんなもんなのかもしれませんね。